<BeMe>女性が家事も仕事も休んだら…全国で日本版「女性の休日」イベント
「今日は家事も仕事も休みます」「私たちがいないと社会はどうなる?」――。
3月8日の国際女性デーに合わせて、女性が家事やケア労働、仕事から離れて休むことを呼びかける「女性の休日」に関するイベントが、6~8日に全国各地で開かれる。
東京では6日午後4時ごろから、JR新宿駅東南口広場にプラカードや花を持った女性ら1000人(主催者発表)が集まり、男女格差の是正や選択的夫婦別姓制度の導入などを訴えた。YouTubeでも生中継され、約300人が参加した。
◇「女性の休日」とは
女性の休日は1975年10月24日、アイスランドで全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んで、男女平等を訴えた運動だ。
女性がいないと社会が機能しないことを証明するための画期的な運動とされ、同名のドキュメンタリー映画は日本でも上映中だ。
日本でも女性の休日を実施しようと、上野千鶴子・東京大名誉教授や作家のアルテイシアさんらが呼びかけて「日本版女性の休日全国一斉アクション実行委員会」がイベントを企画した。
「やるの? できるの? やっちゃおう」を合言葉に、映画の上映会やデモ行進、スタンディングなどが全国で計300以上開催される。
◇選択的夫婦別姓導入も訴え
新宿会場ではデモ行進や日本版「女性の休日」応援ソングとしてつくられた「道をつくる」のライブ演奏、賛同者によるリレースピーチなどが行われた。
神奈川県から訪れた60代女性は、選択的夫婦別姓を導入する民法改正の議論がスタートして30年以上がたっても実現しないことに憤る。
「私が33年前に結婚したときも、息子がおととし結婚したときも、女性側が姓を失いました」
息子の結婚相手には「(名字を互いに変えなくても済む)事実婚という選択肢もある」と提案したが、2人は法律婚を選び息子の名字を名乗っている。言いようのない申し訳なさを感じたという。
政府は選択的夫婦別姓ではなく、旧姓の通称使用法制化を検討している。
「高市早苗首相は時代に逆行している。絶望しています」と話しながらも、「だからと言って黙ってしまえば負けてしまうから」とミモザを手にアクションに参加した。
◇男性も参加
またイベント参加者には男性の姿もあった。
「もう男気は不要」
新宿会場に足を運んだ70代男性は、そう書いた付箋を「ポストイットデモ」(主張したいことを付箋に書いて掲示することで連帯するアクション)コーナーに掲げた。
「まわりの同世代には女性を見下すというか、女性相手に威張っているような人も多い」と指摘。
普段はそうした態度を目の当たりにしても、当人に指摘できず、歯がゆい思いをすることもあるという。
「そんな態度を取られても我慢して口に出さない女性はたくさんいる。もうやめようと言いたいと思って来た」
スピーチでマイクを握ったピースボート共同代表の畠山澄子さんは、子どもを産まない選択肢があっていいんだと気づいた経験を紹介。「ジェンダー差別が残る現状や、自分らしい生き方を諦めることで傷ついている自分から目をそらすことを、やめたいと思ってここに来ました。たった一人でも仲間がいれば、びっくりするほど頑張れます」と来場者に呼びかけていた。【山本萌】
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