バス運転手、客の自閉症男性を怒鳴る 急停止注意され 三重交通

2026/02/18 20:44 

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 津市内を走る循環バス(ぐるっと・つーバス)の運転手が急停止を繰り返した上、注意した自閉症の50代男性客を「何が危ないんだ」などと怒鳴りつけていたことが分かった。男性は体調を崩し、バスを運行する三重交通は18日、事実関係を認めて本人に謝罪した。

 男性によると、津なぎさまち近くのバス停から正午過ぎの便に乗車。市街方面へ向かう途中、赤信号で急停止した。さらに国道23号に出る大きな交差点で、再び赤信号で急停止。乗車していた数人の高齢者がバランスを崩し、最後部座席中央に座っていた男性は前に投げ出されて足を軽くひねったという。

 その際、男性が「危ないよ」と注意したが、運転手は無視。男性は恐怖を感じ、目的のバス停の三つ手前で降りた。その際に注意すると、運転手は「何が危ないんだ。赤信号だから止まらないといけないだろ」と大声で怒鳴りつけた。

 降車した男性はショックで震えが止まらなくなり、近くの交番に救助を要請。警察官にサポートしてもらい、帰宅した。男性は障害者用ヘルプマークを身に着けていたという。

 男性から連絡を受けた三重交通中勢営業所はバスのドライブレコーダーで状況を確認し、自宅を訪ねて謝罪。運転手を厳重に注意し、再発防止の講習を受けさせるとしており、「こんなことを二度と起こさないようにする」と話している。【渋谷雅也】

毎日新聞

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