札幌火災はガス爆発か 39棟に被害、衝撃で窓ガラス割れた住宅も

2026/02/10 20:13 

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 札幌市手稲区の住宅街で9日早朝、1人が死亡し、住宅など計9棟が全半壊した火災で、少なくとも計39棟の建物に被害が出ていることが10日、市消防局への取材で判明した。ガス爆発とみられ、道警が原因や状況を調べている。

 道警は10日、出火元とみられる手稲区西宮の沢2の3の木造2階建て住宅で9日に発見された遺体は女性で、死因は焼死だったと発表した。この家は3人暮らしで、60代の女性と連絡が取れておらず、身元確認を進める。同居の夫と娘も負傷し、入院している。

 道警と消防は10日朝から現場検証した。火元とみられる住宅は面影を残さずに全壊し、付近には建材などが散乱。焼け焦げたような臭いが漂う中、住民が不安そうに様子を見守った。消防は被害状況から「ガス爆発とみて矛盾はない」とし、調査を進める。

 火災は9日午前5時5分ごろに発生。現場付近は北ガスジェネックス(札幌市東区)が近くのボンベ庫から各戸への配管でプロパンガスを供給している。同社は消防から連絡を受けて一時供給を停止したが、安全確認が完了し、9日午後4時ごろから再開した。

 火元とみられる住宅から約30メートル離れた場所にある無職男性(73)の一軒家は、衝撃で窓ガラスが割れ、ガレージがゆがむなどの被害が出た。

 男性は「ドン」という音で目覚めて外に出ると、高さ5メートルほどの炎が上がり、建っていたはずの住宅がなくなっていた。男性は「ガス爆発で間違いない。私もガスを使っているので怖い」と話した。【小林大輝、和田幸栞】

毎日新聞

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