北九州のシクラメン、クリスマスやお歳暮に向け出荷が最盛期

2025/12/17 09:15 

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 クリスマスやお歳暮のシーズンを迎え、北九州市ではシクラメンの出荷が最盛期を迎え、生産農家は出荷作業に追われている。

 市内では6戸の生産農家が9月中旬から順次出荷を始めている。今年は猛暑が続き、花が咲く時期が遅れたものの、品質は例年と変わらず色づきもいいという。クリスマス飾りやお歳暮として需要が高く、12月までに約11万鉢を出荷する予定。

 小倉南区石田南の奥野農園では2棟のビニールハウスで約4000鉢を生産。赤やピンク、白などかれんな花が咲くハウス内では、生産農家が花の手入れや箱詰め作業に追われている。九州各県や山口県に出荷される。

 同農園の奥野正也さん(48)は「物価高で花までなかなか手が回らないかもしれないが、明るいシクラメンの花をぜひ手に取ってもらえれば」と話した。【斎藤毅】

毎日新聞

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