「事故処理が面倒で」 飲酒検知で証拠隠滅容疑、警察官2人書類送検

2025/12/17 07:45 

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 和歌山県警は16日、和歌山東署交通課の警察官2人を証拠隠滅容疑で書類送検し、このうち40代の男性巡査部長を停職1カ月、20代の男性巡査長を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。2人はともに退職の意向を示しているという。

 書類送検容疑は、2人はともに9月19日に和歌山市内で発生した車同士の接触事故で、事故当事者の1人から酒の臭いがしたにもかかわらず、規定よりも短い時間検知器を使い、基準値以下になるようにしたとしている。

 事故の当事者との面識はなく、2人は「事故の処理が面倒だった」という趣旨の話をしているという。20代巡査長が上司に報告して発覚した。【恒成晃徳】

毎日新聞

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