松山の中学駅伝、70年の歴史に幕 少子化で選手減少 教員負担も
松山市の中学校で12月の恒例行事として開催されてきた「松山市中学校駅伝競走大会」が、70年の歴史に幕を下ろすことになった。関係者によると、少子化などで出場選手の確保が困難になっていることや、運営に携わる保護者・教員らの負担が増えていることなどが背景にあるという。
大会は同市の各中学校による学校対抗戦で、生徒の体力向上を目的に1954年に始まった。会場は城山公園内にあった陸上競技場や興居島(ごごしま)を経て、2018年からはニンジニアスタジアムに変更。24年は同スタジアムの改修工事で中止になった。
主催する市教委や市中学校体育連盟によると、数年前から廃止の検討を始めた。部活動で陸上部がない中学校が多く、ほとんどの出場選手が陸上部以外の部活動に所属。18年以降はスポーツ庁が策定した部活動のガイドラインに時間制限(平日2時間など)が設定されたこともあり、練習時間が確保しにくく、出場を希望する選手も減少しており、関係者は「各校とも出場選手を探すのが大変だったようだ」と話す。練習の際の送迎など保護者の負担や、指導する教職員の業務過多なども廃止の判断に影響した。
同市教委学校教育課の矢野隆行さん(46)は、かつて3年間にわたって大会に出場した。当時は興居島の一部を走るコースで、「地元の人からミカンをもらったりして遠足のようで楽しかった」と振り返る。教職員になってからも大会運営に携わっており、「生徒同士が同じ目標に向かって力を合わせることで仲間意識が芽生えるなど、得ることが多かった。歴史ある大会なので(廃止は)寂しい」と話している。【広瀬晃子】
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