マンション開発巡り住民の「賛否」色分けした地図が流出 鎌倉市謝罪

2025/09/22 20:50 

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 神奈川県鎌倉市は22日、同市由比ガ浜で大型マンション(158戸)開発を計画する事業者に対し、周辺住民の賛否が推測できる地図を流出させたと発表した。名前の記載はないものの、地図上の位置情報から個々の住民を特定できる状態になっていた。

 市によると、由比ガ浜地区での大型マンション建設は住環境を悪化させるなどとして住民の反発がある。市は住民の賛否の状況が分かるように色分けした地図を作製。2024年4~6月に市建築指導課窓口で誤って公開し、業者がコピーしていたという。

 同課は「個人情報との認識が不十分だった」と謝罪。国の個人情報保護法のガイドラインに抵触するとの認識を示した。松尾崇市長も報道陣の取材に「重く受け止めている」と陳謝した。【福沢光一】

毎日新聞

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