和歌山・白浜のパンダ、27日が最後の一般観覧 お別れ会も予定

2025/06/26 11:00 

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 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ4頭は27日、中国への帰国を翌日に控え、最後の一般観覧を迎える。ファンにとっては、この日が4頭と対面できるラストチャンスとなる。

 4頭は、いずれも雌の良浜(ラウヒン)、結浜(ユイヒン)、彩浜(サイヒン)、楓浜(フウヒン)。

 全頭の帰国は、日中両国で1994年から約30年にわたって取り組んできた保護プロジェクトの契約期間満了が理由。帰国後は四川省成都の「ジャイアントパンダ繁育研究基地」で過ごすという。

 27日は4頭をガラス越しに公開し、午後4時からお別れ会「歓送セレモニー」を開く。セレモニーでは大型モニターに記録映像を流して4頭の思い出や成長の軌跡を振り返るほか、飼育スタッフからのメッセージも紹介する。

 地元の観光振興にパンダが果たしてきた役割は大きく、人口約2万人の白浜町には年間約300万人の観光客が訪れている。【釣田祐喜】

毎日新聞

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