茨城県内初開催の名人戦 プレミアムツアー参加者6人、熱戦に期待
藤井聡太名人(22)の3連覇か、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が踏みとどまるか――。将棋の第83期名人戦七番勝負第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、古河市将棋名人戦実行委員会地元主催)が29日に始まった。茨城県内初開催の名人戦を堪能できるプレミアムツアーの参加者6人は心を躍らせ熱戦に期待する。
プレミアムツアーは、会場の「ホテル山水」(中央町1)に3泊し、対局室で初手や封じ手開封を観覧でき、藤井名人らが選んだ勝負めしを楽しめる。前夜祭や大盤解説会にも参加できるなど特典満載だ。約10倍の抽選で選ばれた女性5人と男性1人が参加費30万円で「プラチナチケット」を獲得した。
対局は29日午前9時にスタート。静寂の中、精神集中していた永瀬九段はじっと盤を見つめ初手を指した。藤井名人はお茶を一口含みハンカチで手を拭ってから2手目を指し熱戦が始まった。ツアー参加者の6人は息をのんで2人を見つめた。
古河市の会社員、宇都木誠さん(60)は「和服姿の藤井名人はキリッとしていて緊張感が素晴らしい」と話す。中学時代から将棋を始め、大学では将棋同好会に所属していた。藤井名人のファンになり将棋を再開。「勝ちに向かって最短距離で指す踏み込みの良さが魅力。地元・古河でぜひ3連覇を達成してほしい」と期待する。
徳島県吉野川市から参加した主婦、多田真寿美さん(68)は藤井名人が14歳の時から約8年間「推し活」をしている。2年前には棋聖戦でベトナムまで遠征するほどの大ファン。「少年から青年に立派になられた。『聡ちゃん』から『聡太先生』に変わった」と感慨深げ。初手観戦では「昨夜からテストの前のようにドキドキしていた。名人の一挙手一投足をすべて目に焼き付けた」と笑顔で語った。【堀井泰孝】
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