南海トラフ備え、消防本部を高台へ 新庁舎は省エネ追求 三重・桑名
三重県桑名市は、災害対応の核となる市消防本部の庁舎を海抜0・5メートルの現在地から海抜88メートルの高台へ移転する。南海トラフ巨大地震で現庁舎がある地区は津波により最大で深さ5メートルの浸水が想定されており、高台移転によって津波襲来時の消防本部機能の維持を図る。31日に完工式を行い、6月2日から新庁舎での業務を開始する。
現在の庁舎は海岸から北約4キロと海に近いだけでなく、津波がさかのぼる二つの川に挟まれ、浸水で災害対応が妨げられる恐れがある。ゼロメートル地帯のためしばらくは水がひかない事態が想定されている。このため市は2020年に移転計画を策定し、23年に新庁舎建設を始めた。
新庁舎は、現庁舎から北西約5・7キロの大山田地区に、地区の消防署分署や市民センター、まちづくり拠点施設、郵便局との複合施設として建設された。市役所が被災して使用できなくなった場合でも、市民センターのスペースなどを活用し、災害対策本部を新庁舎へ移して機能を維持することができる。
また、消防本部の事務室は無線電話、無線LANを採用し、発災時に他地区からの応援部隊が合流したりする時に机などを自由にレイアウトできるようにした。
一方、新庁舎は省エネを追求。同等の建物で想定される年間の消費エネルギー量を50%削減した。さらに屋上へ太陽光発電設備を設置することで、107%の消費エネルギー量削減率を達成した。蓄電池がないため太陽光発電は昼間しか使えないものの、自家発電機用の燃料を節約することができる。
市民向けの内覧会(申し込み不要)は5月31日午後2~4時と6月8日午前10時~正午に開かれる。また市は5月31日~6月30日、複合施設の愛称を市のホームページなどで募集する。【荒川基従】
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