藤井名人「最後の最後で」 永瀬九段「夕方休憩後が」 名人戦第2局

2025/04/30 22:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京都大田区の羽田空港第1ターミナルで29日から指されていた第83期名人戦七番勝負の第2局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、日本空港ビルデング協力)は30日午後9時27分、藤井聡太名人(22)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に141手で勝ち、開幕2連勝とした。

 ◇藤井名人「まとめ方難しく」

 千日手にはしたくなかったが、はっきりした打開のプランがあるわけではなく、作戦としては失敗気味になってしまい、仕掛けられてまとめ方が難しかった。玉頭をかなり攻められる形で苦しく、最後の最後に好転した。

 ◇永瀬九段「千日手、ならないと」

 6五歩(64手目)までは予定で、千日手にはならないと思っていた。2日目は若干指せている気がしたが、6九角(86手目)ではなく7六歩と指すべきだった。6五銀(102手目)もまずく、夕方の休憩後が課題だった。

 第3局は5月9、10の両日、大阪府泉佐野市のホテル日航関西空港で行われる。

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報