兵庫維新の会、増山氏と岸口氏を26日に処分へ 立花氏へ情報提供

2025/02/24 16:22 

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 兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑に関する告発者の情報を、日本維新の会の兵庫県議らが政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に提供した問題で、維新の県組織である兵庫維新の会党紀委員会は24日、関与した増山誠(46)と岸口実(60)の両県議から聞き取り調査をした。兵庫維新の会は執行役員会で協議し、26日に処分を発表する。

 両県議に対しては、党本部がすでに事情聴取をしており、調査報告書を公表している。24日の党紀委員会では、2人が立花氏と面会し、県議会調査特別委員会(百条委)の録音や真偽不明の文書を手渡した経緯など、報告書の内容を基に改めて両県議に事実関係を確認したという。

 党の岩谷良平幹事長は23日の記者会見で「(処分の)内容は兵庫維新が決めるが、常識的に考えて2人に何の処分もないことは考えられない」と言及していた。

 聞き取り調査を終えた岸口県議は「党の処分を踏まえて後は自分で判断したい」と述べた。【栗田亨】

毎日新聞

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