伊藤若冲、ゴーギャン、草間彌生…静岡県立美術館が40周年記念展 「美術の広がり探る旅」を提…

2026/04/27 17:00 

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 「風景の美術館」をうたって1986年4月に開館した静岡県立美術館(静岡市駿河区)は今年、40周年を迎えた。日本や西洋の風景画を中心にしたコレクションは2900点超。節目を記念した企画展「静岡県立美術館をひらく 7つの扉」が25日に開幕する。木下直之館長と5人の学芸員が、それぞれ七つの展示室の室長となって狩野探幽や伊藤若冲、ゴーギャン、草間彌生の作品などのコレクションを中心に、美術の広がりを探る旅を提案する。木下館長と喜多孝臣上席学芸員に企画の意図や見どころを聞いた。
 記念展は、第1室の「美術館とは何だろう」との問いから始まる。担当する木下館長は、古代から美術館が誕生した明治時代までを振り返る。洋画家、本多錦吉郎の「羽衣天女」は富士山と駿河湾を背にして天に昇る天女を描き、日本らしさを西洋技法で追求した明治を代表する油彩。「美術館という施設が何を可能にしたのかを知ってもらいたい」と語る。
 第2室では、油絵は額縁に収めるものという当たり前を見つめ直す仕掛けを用意する。美術館で鑑賞するとき、額縁の存在感は薄い。喜多学芸員は「額縁に目を向けると、作品が美術館に来る以前へと視野が広がる」と期待する。
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