惜しまれつつ6月閉館の掛川市・資生堂アートハウス 集大成の美術展は小村雪岱と工芸の美が結集

2026/04/26 08:15 

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 国内の企業ミュージアムの先駆けとして、1978年に開館した掛川市の「資生堂アートハウス」。日本の優れた近現代の絵画や工芸品を収集、展示してきた。6月の閉館を前に集大成として選んだのは大正から昭和初期にかけて人気を博し、資生堂ともゆかりの深い美術家、小村雪岱[こむらせったい](1887〜1940年)作品の収蔵品展。福島昌子学芸員は「余白の生かし方、意表を突く構図など、伝統と前衛を併せ持つデザイン性が作品の随所に感じられる」と見どころを語る。

 雪岱は東京美術学校(現東京芸術大)日本画選科を卒業後、14年に手がけた泉鏡花の小説「日本橋」の装丁で高い評価を得た。日本画だけでなく、装丁や挿絵、舞台装置、映画の考証など幅広い分野で活躍した。同展は木版画や挿絵原画、舞台装置の下図、装丁本などを前後期合わせて約150点を展示する。
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