簗農相 衆院選で支援の自治体の予算増 「私から働きかけない」

2026/10/06 16:39 

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 簗(やな)和生農相は6日の閣議後記者会見で、2月の衆院選で自身を応援した首長がいる自治体への交付金が増額されたとの毎日新聞の報道について「私からの働きかけはない」と話した。増額された予算について「国土交通省が適切に判断されている。私がお答えするものではない」とした。

 毎日新聞が国の社会資本整備総合交付金の一部について、2026年度と25年度の交付額を調べたところ、簗氏を支援しなかった那須烏山市と那珂川町では26年度は減少した一方、支援した那須塩原市と那須町は増加していた。

 関係者によると、簗氏は今年5月、栃木県内の自民党の支部での会合で、「那須烏山市と那珂川町の26年度の道路予算は大幅にカットした」などと発言していた。

 発言の背景について、閣議後会見で簗氏は「党の会議ということもあり、非常に高揚感があるなか、そういった発言につながった。少し誇張した表現をしてしまった」と釈明した。

 さらに、選挙の際、党が公認候補を決定した場合、その候補を党員が支持するのは党規上、定められていることだと主張。「それが徹底できていなかったことがあり、それについて自分の中で不満のようなものがあって、発言に至ってしまったのではないかと思い返している」と振り返った。

 改めて、農相として、今後の予算編成の姿勢について問われると「行政として当然のあり方だが、選挙の結果うんぬんということでなく、現場の実情に応じ、公平適切に、しっかりと対応していく」と語った。

 2日の閣議後会見では、党支部での発言について「大臣就任前の一議員の活動に関わる事柄について、大臣として回答は控えたい」と繰り返し述べ、所管外を理由に回答しなかった。

 6日の閣議後会見で記者の質問に応じたのは「農林水産行政の推進にも関係してくるため」と語り、対応を変えたとした。【鶴見泰寿】

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