「世論見誤った」中道分裂に思い複雑 「選挙乗っ取られた」とも

2026/09/10 12:27 

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 中道改革連合の解体方針が9日に決まり、兵庫県内でも2月の衆院選で同党から出馬した元候補者や立憲民主、公明両党関係者からは複雑な思いが聞かれた。

 「中道結党前に(立憲代表だった)野田佳彦氏から聞いた中道勢力の結集という理念はすごく納得できた。でもその後の動き方は世論を見誤ったというしかなく、惨敗は選挙前から分かっていた。解体は当然だろう」

 立憲を離党し、2月の衆院選で県内の選挙区から中道候補として出馬して落選した元衆院議員は言い切った。選挙期間中も、公明側からの演説スタイルに関する細かい注文に何度も腹を立てていたという。「保守票もリベラル票も狙えるのが我々立憲の持ち味なのに、選挙ごと(公明側に)乗っ取られたような思い。もっと反対すべきだった」と話す。

 立憲県連会長を辞して兵庫1区から中道で出馬し、2017年以来の落選を喫した井坂信彦氏は「解体は予想していた。仕方ない」としつつ、「結果からやるべきでなかったというのは簡単だが、右派に対抗する勢力を作るチャレンジだった」とかばう。今は政治活動から距離を置き、落選以来マイクも握っていないという。引退は否定したが、今後の予定は未定とした。

 今後、中道を離党した立憲、公明出身の衆院議員は統一会派を結成する方針。県内には比例で当選した公明出身の2人がいる。

 公明県本部の谷井勲幹事長は「党からの説明はないが、勢力結集という方向性は決して間違っていない。これで敵に戻るのではなく、再び協力できる時まで熟成期間を作ると受け止めたい」と話した。立憲県連の小西宏典幹事長は「(解体は)むちゃくちゃ。落選した元議員も中道に移ってもう他の党になってるし、意見を言いようがない。立憲の今後を考えると不安で仕方ない」と苦しい胸の内を明かした。【稲生陽、木山友里亜】

毎日新聞

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