福島氏おわびも…党内の亀裂あらわに 社民党首選の会見巡り
社民党の福島瑞穂党首が通算9回目の当選を果たした党首選後の記者会見で、決選投票で敗れた大椿裕子元参院議員らの発言が認められない騒動があった。福島氏は8日、「配慮が足りなかった」と陳謝したが、会見のあり方を巡る福島、大椿両氏の主張が食い違い、党内の亀裂があらわになった。
決選投票は6日開票され、その後の会見には福島氏と大椿氏、1回目の投票で3位だったラサール石井参院議員が出席。記者が3氏全員に感想などを尋ねると、党側の司会者が福島氏以外の発言を認めず、福島氏も「党首就任の会見なので」と同調した。大椿氏は「候補者は平等に扱うべきだ」と抗議して途中退席し、その後X(ツイッター)に「福島党首が(党首選を仕切る)選挙実施本部の粘り強い働きかけにも応じず、当選者単独での会見にこだわり続けた」と投稿した。
福島氏は8日の会見で、大椿氏らの発言を認めなかった判断は「選挙実施本部として決定している」と強調。自らの意向を本部側に伝えたのかを問われると「直接、本部の人たちと話してはいない」などとあいまいな説明を繰り返した。
社民は福島氏が2020年に7年ぶりに党首に復帰して以降、党勢が上向かず、党内に不満がくすぶる。福島氏は「党員も改革、刷新してほしいとかさまざまな考えがある。それらを全て集めて、頑張ってやっていきたい」と語った。【田中裕之】
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