連合芳野氏、選択的夫婦別姓めぐり公明に期待 「一緒にできたら」

2025/10/24 10:45 

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 連合の芳野友子会長は23日の記者会見で、高市早苗首相が旧姓使用の拡大を重視し、選択的夫婦別姓の導入に否定的な見解を示していることについて「連合とは少し違った考え方」とした上で、自民党との連立政権から離脱した公明党について「同じような考え方を持っているので一緒に行動できたらいい」と期待を示した。

 自民と日本維新の会の連立合意書では「旧姓の通称使用法制化」を掲げている。芳野氏は4月、選択的夫婦別姓制度の導入に前向きな公明の党本部を訪問して斉藤鉄夫代表に制度の実現を要請していた。

 また、会見では高市内閣での女性の閣僚起用について「非常に期待をしていたが、蓋(ふた)を開けてみると2人で、石破政権とあまり変わっていない。非常に残念で仕方がなかった」と述べた。

 高市氏は自民総裁選で、内閣や党執行部の人事について「女性だからということではなく、能力のある方、喜んで働こうという方々を今までよりはるかに多く女性からも選んで活躍していただく」と述べていた。【田辺佑介】

毎日新聞

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