学歴詐称疑惑の静岡・伊東市長、百条委に出席 知人の証言を否定

2025/08/13 15:06 

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 静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を調べる市議会の調査特別委員会(百条委員会)が13日開かれ、田久保市長が証人として出席した。田久保市長は改めて「(東洋大に照会した)6月28日に卒業ではなく除籍だったと知った」と述べた。市長就任前の田久保氏から「大学は卒業していないと聞いた」という知人の百条委での証言を否定した。

 百条委では複数の委員から、田久保市長が市議会議長や市職員に提示していた卒業アルバムや卒業証書とされるものの提出を改めて求める場面があったが、「(提出の拒否理由を記した百条委への)回答書がすべて」とだけ答弁した。

 また委員から東洋大が発行した卒業証書の写しと卒業アルバムを示され、田久保市長が持っているものと同じかと問われたが、田久保市長は卒業証書については「比べるものを持っていないが、特に問題ない」と回答。またアルバムについては「問題ないのかと思う」と話した後、さらに回答を求められ、「同じと思って問題ないのかと思う」と話した。

 百条委はこれまで、東洋大の卒業証書とされるものの提出を文書で2度にわたって求めたが、田久保市長は拒否。田久保市長の証人出頭は2度目の要請で実現した。【若井耕司】

毎日新聞

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