公明・斉藤代表 トランプ氏発言は「原爆を正当化」 遺憾示す投稿

2025/06/26 21:30 

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 公明党の斉藤鉄夫代表(衆院広島3区選出)は26日、X(ツイッター)に、米軍によるイランの核施設への攻撃についてトランプ米大統領が「戦争を終結させた」として広島や長崎への原爆投下と「本質的に同じことだ」と発言したことに対し「極めて遺憾であると言わざるを得ない」と投稿した。

 斉藤氏はトランプ氏の発言を「原爆投下を正当化する発言」と指摘。戦後80年を迎えることに触れ「『核兵器と人類の共存はできない』との言葉の重みをこれからも訴えたい」と強調した。

 トランプ氏の発言を巡っては、林芳正官房長官が同日の記者会見で「唯一の戦争被爆国として核兵器による広島、長崎の惨禍は決して繰り返してはならない。引き続き核兵器のない世界の実現に向けて、現実的かつ実践的な取り組みを積み重ねていくことが重要」と指摘。その上で「一般的に歴史的な事象に関する評価については、専門家等により議論されるべきもの」と述べるにとどめた。【野間口陽】

毎日新聞

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