維新議員、無断で名義使用疑い 吉村氏「説明責任果たすことが重要」

2025/06/19 15:20 

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 日本維新の会の西田薫・衆院議員(58)の陣営が、2023年4月の大阪府議選の選挙運動費用の収支をまとめた報告書に、支援者らの名前を無断で書き込んだ疑いが明らかになり、維新の吉村洋文代表は19日の記者会見で「事実と違う記載は、あってはならない。本人が説明責任を果たすことが重要だ。処分は事実関係が確定してから判断することになる」と述べた。西田氏は19日に会見で説明する予定。

 西田氏は大阪府議などを経て、24年10月の衆院選で公明党前職らを破り初当選し、現在1期目。

 名前の無断使用の疑いがある選挙運動費用収支報告書は、23年4月9日投開票の府議選のもので、投開票から12日後に府選挙管理委員会に受理された。

 報告書によると「支出の部」には支援者ら男女9人の名前があり、それぞれが事務員や車上運動員として働いていたとして、陣営側が投票日に人件費計79万円を支払ったとしていた。支援者らが報酬を受け取った証明資料として領収書も添付されていた。

 しかし、一部の支援者は取材に対して「報酬を受け取っていない」と証言した。

 西田氏は「誤った記載をしていた」として、18日までに報告書を訂正した。【岡崎英遠】

毎日新聞

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