東京都議選に立候補を届け出た女性候補者は毎日新聞の集計で９９人になり、２０２１年の前回選の７６人を上回って過去最多を更新した。候補者全体に占める割合は３４％で、前回の２８％を上回った。

　党派別では、自民党７人▽都民ファーストの会１４人▽公明党６人▽共産党１７人▽立憲民主党５人▽日本維新の会１人▽東京・生活者ネットワーク３人▽国民民主党６人▽れいわ新選組１人▽参政党２人▽社民党１人▽再生の道７人▽諸派２人▽無所属２７人。保守党は女性候補がいなかった。ネットと社民は全員、共産は７１％、参政は半数が女性候補だった。無所属も４９％と半数に迫った。

　都議選での女性候補者数は増加傾向にある。２４年前の０１年は４４人だったが、都民フが女性を多く擁立した１７年は６５人に増え、今回はさらに上回った。【柳澤一男】