「あり得ない」 兵庫県議会、斎藤氏再選に衝撃 各会派対応は
9月に全会一致で斎藤元彦前知事の不信任決議を可決した兵庫県議会の各会派は、斎藤氏再選という結果に大きな衝撃を受けた。各会派では今後の対応を模索している。
◇姿勢見極めたい 自民県議団幹事長
不信任案提出を主導した自民党県議団の北野実幹事長は「民意は真摯(しんし)に受け止め対応していく。対立ばかりでは有益でないので、県議会としても県民と対話を重ねて信頼を回復していくべきだ。就任後の姿勢をしっかりと見極めたい」とコメントした。
◇関係再生は困難 県民連合幹事長
ひょうご県民連合・上野英一幹事長は「あってはならないことになった。(斎藤氏は)元西播磨県民局長が亡くなったことにも『非常に残念だ』とは言うが、謝罪はない。職員との信頼関係の再構築はあり得ないのでは。会派としては従来通り、斎藤氏の政策に是々非々で臨みたい」と厳しい表情を見せた。
◇是々非々で対応 維新の会団長
県議団として清水貴之氏に出馬を要請した維新の会・岸口実団長は「結果は届かなかった。斎藤氏が100万を超える票を得て当選したのは民意であり、尊重して県議団として取り組む。予算や施策については、是々非々で対応したい。県議会や職員とのコミュニケーションを重視するという言葉に期待する」とした。
◇粛々と政策議論 公明議員団幹事長
自主投票だったが、実質的には稲村和美氏を支援した公明党議員団の越田浩矢幹事長は「民意を得て当選したことをしっかり受け止めたい。政策的に対立はないので、政策議論は粛々とやりたい。政策決定の過程をもう少し丁寧に議論をしていくよう改善をしてほしい」と注文をつけた。
◇今後も事実解明 共産県議団団長
大沢芳清氏を推薦した共産党県議団・庄本悦子団長は「選挙戦は政策的な戦いではなく、ネットで有権者があおられた印象を持ち、残念な思いだ。百条委では引き続き事実を明らかにしていく」と話した。
-
旧文通費改革、年内の法改正で合意 使途公開や残金返納を義務づけへ
国会議員に月額100万円支給される「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)の改革を巡り、与野党は20日、衆院議院運営委員会の理事らによる協議会の初会合を…政 治 22時間前 毎日新聞
-
年内の補正予算案成立に道筋 「103万の壁」引き上げで自公国合意
自民、公明、国民民主の3党は20日、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の引き上げや、ガソリン減税の検討などを明記した総合経済対策案について合意した。経…政 治 22時間前 毎日新聞
-
「103万円の壁」見直し 自民、公明、国民が合意 経済対策に明記
自民、公明、国民民主3党の政調会長は20日、国会内で会談し、国民民主が主張する「年収103万円の壁」引き上げやガソリン減税の検討を明記した総合経済対策について…政 治 2024年11月20日 毎日新聞
-
核反撃検討する露大統領署名 官房長官「極めて憂慮」
林芳正官房長官は20日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が「核抑止力の国家政策指針」(核ドクトリン)を改定する大統領令に署名したことを受けて「ロシアが核兵器…政 治 2024年11月20日 毎日新聞
-
国民民主、「103万円の壁」見直しで自民・公明と合意へ
国民民主党は20日の党会合で、政府・与党が今月中にも取りまとめる総合経済対策について、党が主張する「年収103万円の壁」の引き上げなどを明記するとした与党提案…政 治 2024年11月20日 毎日新聞