台湾最大野党の党首、訪米も成果乏しく 要人との面会確認されず

2026/06/16 18:12 

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 台湾の最大野党・国民党の鄭麗文主席(党首)は16日、15日間の米国訪問を終えて台湾に戻った。親中路線に対する米国の懸念を払拭(ふっしょく)して党内外の求心力を得る狙いがあったが、トランプ政権要人との面会は確認されておらず、期待した成果には届かなかった形だ。

 鄭氏は2日に米国に入り、複数のシンクタンクや大学での講演、在米台湾人の集会に参加。外交・安全保障に関わる超党派の上下院議員9人と会談したと説明した。

 12日にワシントンで開いた記者会見では、トランプ大統領が5月の米中首脳会談後に「台湾独立」を望まないと述べたことについて「国民党の立場と一致している」と強調した。

 ただ、台湾メディアによると米政権幹部との面会は確認されていない。2022年に訪米した前任の朱立倫主席(当時)は、国家安全保障会議で中国・台湾政策を統括するローゼンバーガー上級部長(同)と会談。安全保障上の後ろ盾となる米国との関係は、台湾の主要政党トップの力量を見極める判断材料とされる。

 25年11月に主席に就任した鄭氏は中国との交流強化を主張。26年4月には北京で中国共産党の習近平総書記と会談し、民進党の頼清徳政権を「台湾独立勢力」と批判する習氏と歩調を合わせた。

 訪米前の記者会見で鄭氏は自身の対中姿勢に関する誤解を解きたいと語り、トランプ氏との会談にも意欲を示していた。【台北・林哲平】

毎日新聞

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