片山財務相、ベッセント米財務長官と会談 為替介入「理解得た」

2026/05/12 11:12 

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 片山さつき財務相は12日、来日したベッセント米財務長官と会談した。為替動向など金融市場について議論したといい、片山氏は会談後の記者会見で「日米間で非常によく連携できていることを確認した。今後も日米財務大臣共同声明に沿って引き続き連携していくことを確認し、全面的に理解を得た」と述べた。

 日本政府・日銀は円安が進む為替市場の投機的な動きを抑えるべく、4月30日に円買い・ドル売りの為替介入を実施し、5月にも介入があったとの見方が市場で出ている。2025年9月公表の共同声明では為替介入は「過度な変動」があった場合に検討されるとしているが、今回の介入は米国側から理解を得ているとした。

 米新興アンソロピックの人工知能(AI)「クロード・ミュトス」など新型AIによる、金融システムへの影響などについても議論した。ミュトスはシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を検知できることでサイバー攻撃へ悪用される懸念もあり、課題解決のため日米間で連携していくことを確認した。

 会談ではレアアース(希土類)など重要鉱物の中国に依存しない調達についても話した。日銀の金融政策について議論したかは、片山氏は「申し上げられない」とした。

 片山氏とベッセント氏は11日にも東京都内の夕食会で約2時間会話したという。ベッセント氏の来日は25年10月以来で11~13日の日程。12日にベッセント氏は高市早苗首相とも面会する予定だ。【中津川甫、成澤隼人】

毎日新聞

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