ホルムズ海峡、停戦合意後も船舶の通過数戻らず 「様子見」多く

2026/04/08 23:22 

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 米紙ニューヨーク・タイムズは8日、米国とイランが2週間の停戦合意を結んだ後も、イランによって事実上封鎖されるホルムズ海峡を通過する船舶の数は回復しなかったと報じた。「戦前の水準に戻るには数カ月を要する」との専門家の見方を伝えた。

 ホルムズ海峡は米イスラエルとの戦闘開始以来、イランによって事実上封鎖されてきた。欧州の調査会社「ケプラー」によると、8日にはギリシャの貨物船とリベリア船籍の船が海峡を通過したが、船舶の目立った待機列はみられず、約800隻ものタンカーが足止めされている。多くの運航会社が「様子見」している状況だという。

 一方、ロイター通信は8日、イラン高官の話として、米国と交渉の枠組みに合意できれば、パキスタンでの交渉に先立ち9日か10日にも海峡が開放される可能性があると報じた。ただし、イランの管理下での限定的な開放にとどまるという。高官は取材に対し「依然として停戦は不安定だ。我々は恒久的な平和を望んでいるが、米国が同じ道を歩むつもりなら、戦争に戻ることを恐れてはいない」とけん制した。【カイロ古川幸奈】

毎日新聞

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