米陸軍の制服組トップ「解任」 昇進候補の除外指示に反対か

2026/04/03 22:32 

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 米国防総省のパーネル報道官は2日、X(ツイッター)で、米陸軍のジョージ参謀総長が「直ちに退任する」と発表した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、ヘグセス長官が解任に踏み切ったと報じている。ジョージ氏は軍の人事を巡ってヘグセス氏と対立を深めていたという。

 対イラン軍事作戦のさなかに陸軍制服組トップが不在となる事態となったが、国防総省は理由を説明していない。ただ、NYTによると、ヘグセス氏が将官に昇進させる候補者から黒人と女性の計4人を除外するように指示し、ジョージ氏が反対していたという。ヘグセス氏は昨年1月の長官就任後、軍でDEI(多様性、公平性、包摂性)の見直しを進めるなどとして、バイデン前政権下で指名された米軍制服組トップで黒人のブラウン統合参謀本部議長(当時)ら幹部十数人を相次いで退任させている。

 米CBSニュースによると、ジョージ氏は2023年に陸軍参謀総長に指名された。通常の任期は4年で27年に退任する見込みだった。後任人事は明らかにされていないが、ヘグセス氏を過去に補佐したラネーブ副参謀総長が暫定的にトップを務めるとみられる。

 ジョージ氏はイラクやアフガニスタンでの戦闘経験が豊富で「革新的な戦闘指揮官」として名声を得ていた。最近では無人航空機(ドローン)の調達などを推進していたという。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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