インド機事故、操縦ミスの可能性「低い」 離陸後に燃料スイッチオフ
インド西部アーメダバードで6月に起きたエア・インディアのボーイング787の墜落事故について、インド民間航空省の初期段階の調査報告書が「エンジンへの燃料供給スイッチが離陸直後に『オフ』になった」と指摘した。なぜスイッチは「オフ」になったのか。
「今、確実に言えるのはエンジンに燃料が届かない状態になっていたということだ」。日本航空の元機長で航空評論家の小林宏之さんは、そう指摘する。
小林さんは、燃料タンクからエンジンにつながるパイプのバルブのうち、二つのエンジンに最も近い「シャットオフバルブ」がそれぞれ同時に閉まった可能性があると説明する。
そのうえで、整備不良を含む人為的なミス▽システムトラブル▽電気系統の故障――のいずれかが原因になったと推測した。
報告書では、2人のパイロットが燃料供給スイッチについて「(自分は)切っていない」とするやりとりがあったとしている。
小林さんは「パイロットは緊急事態がない限り、目的地到着までスイッチを切らない」と指摘。そもそもスイッチを切るのは容易ではなく、パイロットらによる操作ミスの可能性は低いとの見方を示した。
小林さんは「離陸直後に二つのエンジンが同時に停止するのは過去に例をみない。なぜエンジンに燃料が供給されなかったかを解明する必要がある」と話した。【石山絵歩】
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