トランプ米大統領の側近で「特別政府職員」の任期切れに伴って政権を離脱する実業家のイーロン・マスク氏が５月３０日の退任会見で、顔にできた奇妙なアザについて問われる一幕があった。マスク氏は、フランスのマクロン大統領が妻に顔を押された話題を念頭に「フランスの近くにいたわけじゃない」とジョークを飛ばしながら、５歳の息子に「殴られた」と説明した。

　マスク氏は、右目に青いアザがある状態で会見に臨んだ。記者から「アザがあるが、どうしたのか」と尋ねられ、「息子とふざけていて、『顔を殴ってみろ』と言ったら本当に殴られた。５歳児でも顔を殴るんだ」と笑いながら説明。同席したトランプ氏は「（マスク氏の息子の）エックスがやったのか？　彼なら、やりかねない。彼を知っていればそう思うよ」と応じた。

　マスク氏はホワイトハウスや連邦議会にエックス君を同行させたことがあり、トランプ氏とも面識がある。【古川幸奈】