石破首相がメローニ伊首相と電話協議 トランプ関税巡り議論

2025/05/26 23:20 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 石破茂首相は26日夜、イタリアのメローニ首相と約35分間電話協議し、トランプ米政権の関税措置が世界経済などに与える影響を踏まえ、経済分野について議論した。また両首脳は、日本、英国、イタリアの3カ国が進める次期戦闘機共同開発(GCAP)をはじめとする安全保障分野での協力をさらに進展させていくことで一致した。

 メローニ氏はこれまでトランプ氏との友好関係をアピールし、「米欧の対話の強化に尽力する」と発信するなどしている。石破首相は協議で「欧州と米国の懸け橋となっているメローニ氏のイニシアチブを評価する」としたうえで、6月にカナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)を念頭に「G7をはじめとする国際場裏で連携を深めたい」と伝えた。メローニ氏は「ますます緊密化している良好な日イタリア関係を今後一層発展させたい」と応じた。【神山恵】

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報