イスラエルの国際空港付近にフーシ派のミサイル攻撃 4人負傷

2025/05/04 19:55 

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 イスラエルの商業都市テルアビブ近郊で4日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が発射したミサイルがベングリオン国際空港付近に着弾し、少なくとも4人が負傷した。地元メディアが報じた。イスラエルは世界有数の防空システムを備えているが、迎撃に失敗したとみられる。

 報道によると、空港は一時、航空機の運航を停止した。交流サイト(SNS)では、着弾の瞬間や現場から黒煙が上がる様子をとらえた動画が相次いで投稿された。フーシ派は声明でミサイル発射を認め、「ベングリオン空港は安全ではなくなった」と警告した。

 フーシ派は2023年10月にパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘が始まって以来、近海を航行する船舶やイスラエル領内に攻撃を繰り返している。米軍やイスラエル軍などはたびたびイエメンを空爆しているものの、フーシ派は攻勢をやめていない。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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