監察機関がヘグセス米国防長官を調査へ 商用の通信アプリで情報共有

2025/04/04 09:48 

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 米国防総省監察官室は3日、ヘグセス国防長官がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する攻撃計画を他のトランプ政権高官らに伝えるために商用の通信アプリを使っていた問題を調査すると発表した。上院軍事委員会が詳しい調査を要請していた。

 監察官室はヘグセス氏あての通知書を公表。調査の目的について、国防長官や国防総省職員が「公務のために商用のメッセージアプリを使用することに関して、省の規定や手続きをどの程度順守していたか」を判断するためだと説明した。

 ヘグセス氏は3月15日に米軍がフーシ派への攻撃を始める直前、F18戦闘機の出撃や空爆の時間、海上から巡航ミサイル「トマホーク」を発射する時間などを通信アプリ「シグナル」のチャットグループに投稿した。グループには、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)▽バンス副大統領▽ルビオ国務長官▽ギャバード国家情報長官――らが参加していた。

 しかし、誤ってグループに加えられたアトランティック誌のゴールドバーグ編集長が、1週間以上たってからグループ内でのヘグセス氏らの投稿内容を報じた。

 トランプ政権は「機密情報は含まれていなかった」(レビット大統領報道官)などとして、沈静化を図っている。しかし、米CNNは、ヘグセス氏がチャットに書き込んだ時点では機密扱いの情報だったという国防総省関係者らの見方を報じている。こうした情報が事前に漏れれば、米軍をより危険にさらすことになりかねないとの懸念の声は野党の民主党だけでなく、共和党からも出ている。【ワシントン西田進一郎】

毎日新聞

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