『VIVANT』飯田Pが語る“アリ再登場”の舞台裏 乃木(F)との対峙に「最高の瞬間が再び…

2026/08/08 09:00 

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日曜劇場『VIVANT』より (C)TBS

 俳優・堺雅人が主演を務める、TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜 後9:00)。自衛隊直轄の非公認組織「別班」に所属する諜報員5人が、一夜にして姿を消した。事件の鍵を握るのは、公安部・外事第4課の諜報員でありながら、テントの「モニター(協力者)」でもあった新庄浩太郎(竜星涼)だ。第12話では、別班の諜報員・乃木憂助(堺雅人)と、公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)のエージェント・ドラム(富栄ドラム)が、新庄の逃亡ルートを追う。違和感や伏線から物語を読み解く「アフターVIVANT」。乃木を惑わせる罠と国境を越えた追跡、その先に待つ“まさかの人物”に迫る。

【写真】”不自然な言動”が目立った登場人物

■アリが明かした “もう一つの真実”!
「最悪の記憶、再びだ」。乃木の別人格・F(堺/二役)の言葉どおり、テントの元幹部・アリ(山中崇)にとっては、第1シーズンの悪夢がよみがえる展開に。一方、第11話から残っていた「なぜアリがキプロスに?」という疑問も解消する。乃木の義弟・ノコル(二宮和也)によれば、テントの元リーダーで乃木の父親でもあるノゴーン・ベキ(役所広司)に許され、家族とベネズエラから移住していたとのこと。乃木とドラムは、別班のスーパーコンピューター・AIハヤト(声・高山みなみ)の力も借り、新庄と拉致された別班員の消息を問いただす。

新庄をテントに引き入れたのは、やはりアリだった。だが、逃亡先や別班員の拉致については何も知らないという。アリによれば、テントのモニターには3段階のランクがあり、新庄は、ベキの存在まで知らされていた最上位。

では、乃木の同僚でテントのモニターだった山本巧(迫田孝也)は?という乃木からの質問に対し、 第1シーズンの格納庫での尋問がよみがえる中、アリは黙って親指を下へ。乃木も「言うまでもないですね」と反応する。山本は最下層のモニターであることが判明する。さらにアリは、乃木の中にもう一つの人格・Fがいることまで見抜き、「本当の乃木さんはどちらですか」と問いかける。乃木の答えにアリは…? SNSでは「Fの存在まで見抜くアリ、優秀すぎる」「その反応はごもっとも」と、アリの反応に注目が集まった。
今は亡き山本の扱いにも、「悪役会議室の山本が怒っていそう」といった声が…。TBSラジオの配信動画「『VIVANT 悪役会議室』第2回」のコメント欄には、「今度アリさんも呼ぼう。2回も拷問されちゃったので」「新庄がいつか加わるのが楽しみ」と、2人の出演を希望する声も寄せられていた。アリと新庄、早くも入室を待たれている!?やがてアリの証言から、新庄が公安の目を欺きながら飛行機の操縦訓練を続けていたことも判明。自ら操縦するプライベートジェットで国外へ逃亡した可能性が浮上する。

捜査の合間、乃木は恋人の柚木薫(二階堂ふみ)と、薫と暮らす少女・ジャミーン(本間さえ)が通う学校について電話で相談する。ジャミーンが日本にいると知ったアリは、「日本にいるなら安心です」と安堵した様子を見せる。だが、乃木の一言にアリの表情がふっと曇る。理由は語られないまま、捜査は新庄の逃亡ルートを追う次の段階へ。

■偽装映像を見破れるか!4人の精鋭が画面越しに集結
新庄を追う乃木と野崎、「ブルーウォーカー」こと天才ハッカー・太田梨歩(花岡すみれ)、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)が画面越しに集結。別班、公安、天才ハッカー、サイバー捜査のプロ。この布陣、隙がない!

空港の映像を調べる中、野崎の「直前でフライトの時間が変更された便はあるか」という言葉に、調査はロシア方面へ。しかし、乃木は新富士空港(静岡県)の映像に目を留めた。脳裏によみがえったのは、第11話で目にした静岡県の線状降水帯のニュース。ところが空港の映像には雨が降っていない。人気アニメで兄妹を演じた声優・花江夏樹と鬼頭明里のニュースキャスター役での実写共演が、まさかの突破口に。「あれも伏線だったのか」という声も上がるほど、豪華な登場だけで終わらせないのが『VIVANT』だ。

乃木が太田に再調査を指示すると、ロシア方面への逃亡は罠と判明。新たに捜査線上へ浮かんだのは、テントのモニターだったタイの大富豪、チョッキー・テーパーニット(OHM)。『VIVANT』共演者たちから「ヒロイン」と絶賛される注目の人物だ。新庄はチョッキーの力を借りたのか。乃木とドラムは追跡を悟られないよう、隣国カンボジアからタイへの潜入を図る。

その任務を支えるのが、世界各地に張り巡らされた別班の支援網だ。第11話のキプロス国際空港では土産店の店員が武器や機材を用意し、今回はカンボジア・シアヌークビルの両替所にいる不愛想な女性から、パスポートと漁師の装備を受け取る。思いもよらない場所に協力者が潜み、乃木の追跡をつないでいく。現地の漁師になりきった乃木とドラムの姿は必見!

■奇策で潜伏先へ迫る!乃木の前に現れた意外な人物
タイへ入った乃木たちは、バンコク空港の監視映像から新庄が乗った車を追跡する。第11話では遮断されていた空港周辺の映像が、今回は残されていた。映像を消した場所と、あえて残した場所。乃木はその違いを見逃さない。

やがて新庄が潜んでいるとみられる別荘地を絞り込むが、太田が軍事衛星を使っても、特殊な壁に阻まれて邸宅を特定できない。そこで動いたのがドラムだ。現地で集めたのは、なんと30人のバイク乗り! この大部隊をどう動かし、新庄の潜伏先へ迫るのか? ヒントは、ドラムが頬張っていた大好物の餅。ビヨーンと伸びる餅から、新庄の好物を思い出し…。軍事衛星でも見破れなかった場所を、人の目と足が突き止める。何げないニュースも、ふとした連想も、何一つ無駄がない。伏線の回収速度まで容赦なしだ!

新庄の潜伏先へ迫るには現地警察との連携が必要となるため、別班の司令・櫻井里美(キムラ緑子)は、東南アジア方面を統括する別班員を乃木のもとへ向かわせる。待ち合わせのレストランを訪れた乃木は、商談中らしき丸菱商事専務・長野利彦(小日向文世)を見つける。バルカに出張したはずの乃木がタイで見つかるわけにはいかない。急いで店を出ると、櫻井へ集合場所の変更を願い出る。

新たな場所で、乃木はドア越しに連絡員との接触コードを交わす。開けると、そこに立っていたのは長野だった。さすがの乃木も、これには言葉が出ない!「長野専務」は「Yahoo!リアルタイム検索」でも即トレンド入り。別班説が最有力だが、レストランで乃木を見かけて後を付けてきただけではないか、ノックも偶然一致したのではないかと見る声も相次いだ。わずかな合図をめぐって考察が真っ二つ。果たして、長野専務の正体は?

■第12話、乃木(F)とアリが再び対峙――飯田Pが語る“最高の芝居”
2025年6月から2026年5月までの1年間という月日をかけて撮影された第12話。飯田和孝プロデューサーにその撮影裏話や印象に残っているエピソードを明かしてもらった。

何と言っても真っ先に浮かぶのは、乃木(F)さんとアリさんの拷問シーンです。「最悪の記憶再びだ」、というFのセリフとは裏腹に、私としては、最高の瞬間が再び見られる、という気持ちで撮影に臨んでいました。あのハードなシーンを演じるお二人にとっては、「ふざけるな」だと思うのですが(笑)「最高の俳優二人の、最高の芝居のぶつかり合いがまた見られる」、というそんな気持ちでした。第1シーズンで私は、山中さんと初めてお仕事をさせていただいたのですが、山中さんのお芝居に対して私は、「相手の息遣いを飲み込んで自分のセリフを吐き出す」、そんな不思議な印象を持ちました。シーンは激しくても、いつのまにか、とても心地よい気分になったのを覚えています。そのせいか、当時の撮影も、数時間巻いた記憶があります。今回のシーンも、やはり格別な二人の掛け合い。「僕はその友達が嫌いです」の後、アリさんは憤慨して、実は放送された以上に、かなり長く芝居を続けていただいたのですが、もしかしたらどこかでその様子も見られるかもしれません。

散りばめられた手がかりをつないだ第12話は、新庄の行方が見えたと思った瞬間、長野専務という最大の謎を投げ込んできた! 次回、乃木と長野は何を語るのか。
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