『スパイダーマン』新作、初日ほぼ満席の盛況 グラシネ池袋IMAXは会員先行販売でほぼ完売

2026/08/01 09:39 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スパイダーマンが糸を放つポーズと「I LOVE YOU」を意味するハンドサインを見せる(左から)藤澤涼架、大森元貴、トム・ホランド、若井滉斗=『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ワールドプレミアにて

 トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が7月31日、全国365館で公開された。配給のソニー・ピクチャーズによると、国内最大級の公開規模となった。

【動画】『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』最終予告(日本語字幕版)

 本作は、世界興行収入約20億ドルを記録した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)のその後を描く、MCU版「スパイダーマン」シリーズの第4作。世界中の人々からピーター・パーカーの存在が忘れ去られてから4年後、孤独にヒーロー活動を続けるピーターに新たな脅威が迫る。

 東京・グランドシネマサンシャイン池袋では、初日の上映回がバージョンを問わずほぼ満席となるなど、好調なスタートを切った。「スパイダーマンの日」でもある8月1日も特にIMAX上映は、会員向け先行販売の段階でほぼ満席になったという。IMAXに加え、体感型上映のULTRA 4DXにも人気が集中している。

 同劇場は初日の反響について、「バージョンを問わず、どの上映回もほぼ満席となっており、今作へのお客さまの期待感、熱量を非常に感じています」とコメント。さらに、本作がSCREENX専用カメラを用いて撮影されたことからULTRA 4DXへの関心も高いとし、「初回はIMAXで観て、2回目はULTRA 4DXで、というように複数回鑑賞されるお客さまも多いのではないかと考えています」と見込む。

 シリーズの知名度やコロナ禍において世界中で圧倒的な記録を打ち立てた前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年公開、全世界興行収入約19億ドル)の大ヒットだけでなく、作品そのものへの好意的な反応も今後の興行を後押ししそうだ。

 米ロサンゼルスで行われたワールドプレミアの上映後には、SNS上で「待ち望んでいたスパイダーマン映画」「トム・ホランドが演じる最高のスパイダーマン」「アクションと感動が完璧に融合している」といった声が相次いだ。

 前作の結末を引き継ぐ人間ドラマに加え、新たな能力を取り入れたアクションも見どころ。主演のトムも「この映画を観た人には笑ってほしいし、歓声を上げてほしいし、泣いてほしい」と語り、「感情のジェットコースターを全身で感じてもらうことが一つのゴール」と作品への自信をのぞかせている。

 日本独自の追い風となりそうなのが、Mrs. GREEN APPLEとのタッグだ。日本版主題歌として書き下ろした新曲「Brand New」は、配信開始以降、主要音楽ランキングを席巻。映画公開日にはミュージックビデオも公開され、メンバー3人が高難度のワイヤーアクションに挑み、東京の街を縦横無尽に駆け巡る姿が、実写とCG、AIを融合した映像で描かれている。作品の世界観と連動したプロモーションにより、楽曲を入り口に映画への関心がさらに広がりそうだ。

 「Brand New」の制作には、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギやプロデューサーのエイミー・パスカル、デスティン・ダニエル・クレットン監督らも参加。製作陣との話し合いを重ね、世界中から存在を忘れられながらも前へ進むピーターの物語に寄り添う一曲を完成させた。

 Mrs. GREEN APPLEの大森元貴は「日本版主題歌を託され、我々なりに本当に100%、120%気持ちを込めて作りました」と説明。ワールドプレミアでファイギと再会した際には、「思っていた通りに歌詞を書いてくれた」と声をかけられたことも明かしている。

 さらに「Brand New」は、本作の全世界UGCソング(ユーザー投稿動画の使用楽曲)にも決定。SHIBUYA TSUTAYAとのコラボレーションや街頭広告など、映画と楽曲を連動させた展開も広がっている。スパイダーマンが糸を放つポーズと「I LOVE YOU」を意味するハンドサインを重ねた仕掛けは、楽曲の歌詞やミュージックビデオにも取り入れられた。

 初日を支えたシリーズファンの熱量に加え、作品への好意的な口コミ、そしてMrs. GREEN APPLEの楽曲を入り口とする若い世代への広がりも期待される。複数の追い風を受け、日本でも夏休み興行を代表する一本となるか注目される。
ORICON NEWS

エンタメ

注目の情報