「厳に控えて」フジドラマの報道めぐり誹謗中傷飛び交う 美輪明宏さんも生前メッセージで願って…

2026/07/02 19:43 

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フジテレビ(C)ORICON NewS inc.

 フジテレビ4月期の連続ドラマ『夫婦別姓刑事』の撮影をめぐるトラブルを「文春オンライン」「週刊文春」が報じ、さまざまな意見が飛び交っている。SNS投稿には、俳優個人への誹謗中傷となりうる内容もある。

【画像】美輪明宏さん死去、生前したためたメッセージ公開【全文】

 フジテレビは2日に声明を発表したが、冒頭に「まず、当社としては、今回の記事の掲載について、関係者のプライバシー侵害や二次被害に繋がるおそれが高いものと考え、掲載中止を強く申し入れましたが、それにもかかわらず記事の掲載に至ったことは大変遺憾です」と表明。

 さらに「現に、今回の記事を契機として、関係者の方々に対する誹謗中傷が行われている状況について当社は深く憂慮しており、こうした誹謗中傷は厳に控えていただくようお願い申し上げます」と呼びかけている。

 「政府広報オンライン」の公式Xは、6月にもSNS上での誹謗中傷に対して呼びかけを行っている。「SNSでのその投稿、誹謗中傷かもしれません」とし、「たとえ軽い気持ちでも、根拠のない悪口を投稿すると、名誉毀損罪や侮辱罪に問われる場合があります。また、匿名であっても発信者を特定することができます。ルールやモラルを守り、正しい利用を心がけましょう」と伝えている。

 6月20日に91歳で亡くなった美輪明宏さんは「この世のすべての問題を解く鍵は愛です」とするメッセージを遺した。あわせて「日本国内でも闇バイト、通り魔SNSによる誹謗中傷など、平気で人を殺めたり、傷付けたりする事件が増えているようです。美輪の願いは、この世からあらゆる差別、偏見をなくし、すべての人が平和で明るく楽しく生きていける共生社会の実現でした。その願いを込めたメッセージです」と説明されている。

■フジテレビ 声明全文
まず、当社としては、今回の記事の掲載について、関係者のプライバシー侵害や二次被害に繋がるおそれが高いものと考え、掲載中止を強く申し入れましたが、それにもかかわらず記事の掲載に至ったことは大変遺憾です。

現に、今回の記事を契機として、関係者の方々に対する誹謗中傷が行われている状況について当社は深く憂慮しており、こうした誹謗中傷は厳に控えていただくようお願い申し上げます。

本件は、プライバシーに関わる事項であり、関係者の二次被害を防止する観点から、当社から詳細を申し上げることはできませんが、当社から男性俳優の言動について、厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です。なお、当社としては、男性俳優が撮影中に女性俳優の顔に触れた点を問題として捉えているものではありません。男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視されたことを受けて、当社は、「フジ・メディア・ホールディングス グループ人権方針」に則って、これまで適切な環境調整や関係者への配慮・保護に努めてまいりました。

当社は、過去に辛い経験をされた方に対して、それによる不自由や制限を当然に受け入れるべきだという意見には与しません。そのような言葉を投げかけることこそが、二次加害や誹謗中傷に他ならず、人権尊重を掲げる当社としては、そのような行為を許容することはできません。当社は、引き続き、心理的安全性の保たれた制作現場づくりをはじめ、人権の尊重も含むサステナビリティ課題全般についての取り組みを推進してまいります。
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