綾瀬はるかの“膝枕シーン”秘話も 是枝裕和監督が大悟らキャスト陣の魅力語るメイキング映像公…

2026/06/18 12:22 

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映画『箱の中の羊』(公開中)メイキング写真(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

 俳優の綾瀬はるかとお笑いコンビ・千鳥の大悟が出演する映画『箱の中の羊』(公開中)より、撮影現場の様子や本編映像、さらに是枝裕和監督によるキャストへのコメントを添えたメイキング特別映像が解禁となった。キャストそれぞれの魅力や役柄への向き合い方、現場で生まれた関係性が垣間見える内容となっている。

【動画】『箱の中の羊』メイキング特別映像

 公開された映像では、妻・甲本音々を演じた綾瀬について、是枝監督が「本当に手先が器用で、手元の芝居にも自信を持って臨んでくれました」とコメント。綾瀬自身がデッサンや建築模型を制作する様子や、電動キックボードに乗るメイキングシーンなどが収められている。

 一方、工務店社長の甲本健介を演じた大悟のパートでは、是枝監督と演技について話し合う姿のほか、ノコギリで木を切る場面や、下駄姿で全力疾走しながら「ルンバや、ルンバ」とつぶやくユーモラスな一幕も公開された。

 また、ヒューマノイドの翔役を務めたくわ木里夢については、オーディションの決め手となった大悟との風呂場のシーンを紹介。是枝監督は「『どっち?』の一言に別のニュアンスを足せるのはなかなかない」と、その表現力を高く評価している。

 脇を固めるキャストたちの魅力にも触れられている。健介が営む工務店「タマケン」の従業員・日高玄を演じた寛一郎について、是枝監督は「大悟さんと真逆のタイプの方を並べたいと思った」とキャスティングの意図を説明。寛一郎も「ひとつの家族の形じゃないですけど、家族のように見えた時がありました」と撮影を振り返った。

 音々の妹・小滝亜利寿を演じた清野菜名については、「あの母親と仲良くやっていけるタフさを持ったキャラクター」と是枝監督が解説。映像には、亜利寿がおやつを手に音々のもとを訪れ、姉を気遣いながらフォローする一幕も収められており、家族の間を取り持つ亜利寿の存在が印象的に映し出される。清野も「どこか埋められない寂しさに気付く瞬間が度々あった」と振り返り、作品の中で描かれる切なさについて語っている。

 さらに、音々の母・西村信代を演じた余貴美子のパートでは、突然音々の家を訪ね、冷蔵庫から食材を取り出して料理を始める場面や、物語後半で信代のもとを音々とヒューマノイドたちが訪れるシーンを収録。是枝監督は「余さんには“人生を前に進めるたくましさ”が自然にありました」と、その存在感を称え、余は本作に出演し、「人間がいなくなることや死ぬことはどういうことなのか、考える時間ができました」と振り返っている。

 タマケンのベテラン木工職人・山懸昭男を演じた田中泯については、「“古い木のような人”というイメージで当て書きした」と監督が明かす。映像には、木を削る昭男の仕事ぶりを翔が静かに見つめる印象的なシーンも収められており、田中は「台本を読んで、これはとっても大切な映画だと思って出演できて幸せでした」と作品への思いを語っている。

 さらに映像には、健介が音々に膝枕でドライシャンプーをしてもらう印象的なシーンの一部も収録。実はこの場面、綾瀬がせりふを飛ばしてしまったものの、是枝監督が「こちらのほうが面白い」と判断し、そのまま本編に採用されたという。公開初日の舞台あいさつで大悟が「綾瀬はるかに膝枕されて照れていない大悟はすごい」と振り返ったことでも話題を呼んだ、夫婦の距離感がにじむ注目シーンとなっている。

 是枝監督によるキャストへのコメントとともに、役柄が形作られていく過程を垣間見ることができる今回の映像。本編で描かれる繊細な人間関係を、より深く味わうことができそうだ。


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