別所哲也、AI別所哲也に驚きも「微妙な気分です」 “ライバルは自分”の意味合いが変化

2026/05/25 17:12 

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別所哲也 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の別所哲也が25日、東京・MoN Takanawa: The Museum of Narrativesで開催された米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2026』オープニングセレモニー(略称:SSFF & ASIA)に登場した。

 オープニングセレモニーの冒頭、映像が上映された。『CINEMA TRAVELER』という動画でAIを使って作られた映像となる。そこでは、映画館にいたはずの別所がフランス映画風の別れのシーンやインド映画風のダンスシーン、香港映画風の大乱闘シーンなどを旅する内容に。極めつけは巨大なロボットに別所自身が巨大化。ド派手なバトルを繰り広げた。

 その後、映画祭の代表としてあいさつ。「AI別所哲也です。いえ、リアル別所哲也です」と小ボケを入れながら登場すると、「オープニングとしてAI別所哲也のショートフィルムをご覧いただきました。『CINEMA TRAVELER』という作品で、AIの技術はここまで来たかという作品」としみじみ。今年のテーマは、「シネマエンジニアリング」と紹介しながら「映画もカメラ、照明、音響、そして今の時代はAIとエジソンが見たらびっくりするようなテクノロジーによってクリエイティブが作られてまいりました。それらを緻密に組み合わせて、観客の心に届く体験を組み立てるのがムービーメーカー、フィルムメーカーでいらっしゃいます。映画の今に光を当てて、シネマエンジニアリングの皆さんに届けてまいりたいと思います」と話した。

 そして「もちろん僕自身も俳優です。微妙な気分です」とぽつり。「自分のライバルは自分だと言いますけれども、これからは僕自身の俳優の表現のライバルはAIの別所哲也という、もう一つの自らが積み上げてきたデータあるいは表現。それがこうやって、生成AIによって独り歩きをしていく。あるいはその作品として、共に歩く映画監督にとって作っていただくことができるという時代に突入しております」と思いも。「動画があふれ、アルゴリズムで消費される現代だからこそ、映画体験の真の価値とは一体何なのか。一緒に考える、そんな映画祭にしてまいりたいと思います」と決意を語っていた。

 28回目を迎えた映画祭の今年のテーマは、「シネマエンジニアリング」。“カメラ、照明、音響、そしてAI。それらを緻密に組み合わせ、観客の心に届く体験を組み立てる。”今年の映画祭はそんな「設計学」としての映画に光を当て、映画体験の真の価値をテーマに映画祭を展開する。

 今年は、世界100以上の国と地域から約5000点の応募があり、AIを活用した作品は368点と史上最多の応募数となった。その中から選りすぐりの約250作品をリアル会場&オンライングランドシアターで上映する。
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