松村北斗、釜山国際映画祭“映画の殿堂”に登場 『秒速5センチメートル』で野外グリーティング…

2025/09/19 17:50 

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釜山国際映画祭に登場した(左から)松村北斗、奥山由之監督 (C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会

SixTONESの松村北斗(30)が主演する実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)を引っ提げて18日、奥山由之監督とともに、第30回釜山国際映画祭に参加した。約5000席規模のメイン会場「映画の殿堂」にて、野外ステージグリーティングに登壇した。

 今作は『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(19年)、『すずめの戸締まり』(22年)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠氏によって07年に公開された劇場アニメーションをもとに、主人公・遠野貴樹(松村)の18年間にわたる人生の旅を描く。

【写真】安定のイケメンさ…!ブラウンのスーツで登場した松村北斗

 会場内にはいたるところにフォトウォールやロゴをモチーフにしたモニュメントが点在しており、会場のにぎやかな様子に、ときおり「おー!」と声を漏らしながら会場内を散策。そして、韓国における日本映画の歴史をまとめたジャパンパビリオン、『秒速5センチメートル』のサイネージや、カフェなどを訪れ、映画祭の華やかな空気感を堪能した。写真家でもある奥山監督が自ら、松村の写真を撮影。映画祭を楽しみながら、野外グリーティングへ気持ちを高めた。

 午後0時30分から行われた「映画の殿堂」でおこなわれる野外ステージグリーティングで、奥山監督は「アニョハセヨ。奧山由之です。釜山の街でこの作品が上映されるということで光栄に思っています。今日はみなさんに会えてとてもうれしいです」、松村は「アニョハセヨ。普段住んでいる日本を飛び出して、韓国に来られたこともうれしいですし、『秒速5センチメートル』という作品を通してみなさまとつながれたこともすごくうれしく思っています。カムサムニダ!」とあいさつ。

 最初にモデレーター(MC)から、松村に2023年『キリエのうた』以来2年ぶりとなる釜山国際映画祭への感想と、昨日の映画上映の感想を問われ「2回目の釜山訪問ですが、まだ2回目だという気持ちもあります。皆さんの温かい眼差しの中で上映を終えて、幸せな気持ちでした。当時来た時より、よりお客様の質問や反応から伝わってくるものを柔らかく柔軟に得ることができて、今回の釜山国際映画祭を幸せに楽しめています」と満喫している様子をみせた。

 また、「この映画は1990年代初頭から2009年までの、SNSやスマートフォンなどが無かった時代を扱っています。当時は気持ちを伝えるために手紙を書いたりしていますが、役作りをするうえで慣れないということはありましたか?」と聞かれると、「僕が1995年生まれで田舎の方に住んでいたので、都会から想像されるような最先端のすごくストイックな生活とはかけ離れていました。なので、この『秒速5センチメートル』の中で描かれている90年代はすごく肌なじみのいいもので。台本を読み進めるにつれて思い出すことや、当時記憶すらしてなくて今さら気づくこともあって。今の時代と作品の中の時代との間のギャップに対して、意外と抵抗や難しさはなく、すんなり入っていける作品でした」と語った。

 最後に松村は見どころについて「多くのキャラクターが3つの時代にわたって過ごしていく話なので、それぞれに人生があり、色々なキャラクターのことを、切なく、愛おしく思えると思います。あれは自分かもしれない、これは親友のことかもしれないとか、そういう想いになりながら見ていただくこともできるだろうし、時にはこのキャラクターのような人生を歩んでみたかった、このキャラクターが見上げている空と同じぐらい美しい空を見てみたかったなど、キャラクターの誰かに憧れたりするかもしれません。皆さんの人生が、もっと胸がドキドキしたり、ときめいたりする人生に変わる体験をプレゼントできる映画だと思っています」と自信を見せている。
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