坂東龍汰が熱演、映画『ヒックとドラゴン』“ドラゴンライド”本編映像解禁

2025/09/04 10:00 

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映画『ヒックとドラゴン』(9月5日公開)(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 アニメシリーズとして長年にわたり世界中のファンを魅了してきた『ヒックとドラゴン』の実写版が、いよいよあす5日より全国のスクリーンで公開される。これに先駆け、本作の主人公ヒックとドラゴンのトゥースが一体となって空を翔ける“ドラゴンライド”シーンの本編映像<吹替版>が解禁された。ヒックの声は俳優の坂東龍汰が担当している。

【動画】映画『ヒックとドラゴン』“ドラゴンライド”本編映像

 解禁となった映像は、ヒックが初めて伝説のドラゴン“ナイト・フューリー”のトゥースにまたがり、心を通わせながら空を舞うシーン。物語の舞台は、自然豊かなバーク島。初めてのドラゴンライドに「すごいや、これ!風になびく」と歓声を上げるヒック。しかし、風にあおられ操縦のコツが書かれた紙が吹き飛ばされてしまい…。

 とっさに紙をつかもうと「ストーップ」と大声で合図を送ると、トゥースが急停止。その反動でヒックの体は宙に投げ出されてしまう。尾翼の一部を欠いたトゥースは、ヒックの手作りの補助装置がなければ安定した飛行が困難なため、ふたりは一気に重力に引かれるように落下していく。

 一時は危機的状況に陥るものの、彼らは何とか体勢を立て直し、崖の間をすり抜けるようにして飛行を再開。ヒックは紙を捨て、自らの感覚を頼りに操縦を試み、「イエーイ!」と両手を広げて喜びを表す。一心同体となったふたりの飛行は、やがて物語の核心である“絆”を象徴するシーンとして展開される。

 本作のプロデューサーであるマーク・プラットは、「観客がまるでドラゴンの背中に乗っているかのように空を飛び、物語の世界に没入してもらうことが目的であった」と語る。プラットは、『ラ・ラ・ランド』(2016年)や『ウィキッド ふたりの魔女』(25年)などでアカデミー賞に4度ノミネートされた実績を持つ実力派。今回の作品では、IMAXカメラによる撮影と高度なCG技術を融合させ、観客にかつてない“ドラゴンライド”体験を提供する仕上がりとなっている。

 また、同シリーズの重要な要素である“絆の物語”も、より深く描かれている。共同プロデューサーのアダム・シーゲルは「ヒックとトゥースは、互いを等しく必要とする空を翔ける相棒である。一方が落下すれば、もう一方も同じ運命をたどる。彼らの絆は、恐怖が友情へと変わるプロセスを象徴している」と述べ、作品の核となるテーマを語っている。

 ドラゴンと人間が対立する世界において、ヒックとトゥースの信頼関係がどのような結末を迎えるのか。スリルと迫力に満ちた映像は、シリーズファンのみならず新規の観客にも大きなインパクトを与えるはずだ。


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