声優・春瀬なつみ、15年スケートファン→役作りでフィギュアスケート習得「ただのスケートオタ…

2025/08/13 11:16 

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「ただのスケートオタク」だという春瀬なつみ (C)ORICON NewS inc.

 声優の春瀬なつみ、大塚剛央が13日、東京・松屋銀座8階イベントスクエアで行われた『メダリスト展』ゲスト会見に出席し、本作での役作りについて明かした。

【写真】展覧会メインビジュアルと同じポーズをとる大塚剛央&春瀬なつみ

 本作でフィギュアスケートを志す少女・いのりの声を演じている春瀬は、本作出演にあたり「フィギュアスケートを習い始めた」とし、「フィギュアスケートを滑るのは本当に難しいんだなと思うのと同時に、どこに体重がかかっているのかなと意識しながら演じることにも役立ちましたし、スピードを出しているときの気持ちの良い感覚とか、リンクにいるときの匂いとか冷たさみたいなものって、スケートにしかない魅力だなって」と体験によって一歩先の感覚を掴んだと語った。続けて「その感覚を常に感じながら演じることができているので、特別な体験だなと思いながら演じています」とし、笑顔を見せた。

 大塚は「モーションキャプチャーを担当されている鈴木明子さんからスケートリンクで取材だったりとか、実際に教えていただいて滑る貴重な経験をさせていただいて、作品づくりにあたってすごく参考になりました」と振り返る。「司はすごくエネルギーあふれる人なんで、いかに感情を持っていけるかを気をつけていましたが、基本的には春瀬さんはじめいろいろなキャストさんと一緒に録れたので、すごくいい流れで感情を持っていきながら収録ができたかなと思います」と共演者との掛け合いも影響したことを明かした。

 また、大塚は「収録時にスケートのことでわからないことがあると春瀬さんに聞いて、すごく詳しく解説してくれたりとか。本当に助かってました」と春瀬のスケート博識ぶりを告白。春瀬は「私中身はすごいスケートのオタクなので」とし、「ただのスケートオタクなんですけど、まさかここで役立つとはって。15年くらいスケートファンをやってきてよかったなと思う瞬間がここにありました」と照れ笑い。「今まで好きで吸収してきたことがいろんなことで役立ったり、皆さんに頼りにしていただいたりとか、逆に私のほうが『そういう視点でみたことがなかった!』って教えていただけることがあったので、日々発見と、うれしい気持ちでいっぱいの収録ですね」と声を弾ませた。

 つるまいかだ氏によって人気連載中の本作は、氷の上で出会った2人がタッグを組んで、フィギュアスケートで世界を目指す物語。スケーターとして挫折し、夢破れた青年・司が出会ったのは、フィギュアスケートに強い憧れを抱く少女・いのり。フィギュアスケートを諦めさせる口実として母親にリンクへ連れて来られたいのりには、誰より強いリンクへの執念があった。いのりが内に秘める執念と情熱を目の当たりにした司が自らコーチに名乗りを上げ、母の反対を押し切る形でスケートを始めることになる。やがて司の指導のもと、いのりはその才能を開花させていく。

 2020年より『月刊アフタヌーン』で連載され、「次にくるマンガ大賞 2022」コミックス部門で1位を受賞するなど、数々の賞を受賞している話題作。ことし1月~3月にテレビアニメの第1期が放送され、第2期が2026年1月よりテレビ朝日系“NUMAnimation”枠にて放送が予定されている。

 本展は、『メダリスト』初の展覧会。原作者・つるま氏が本展のために新たに描き下ろしたイラストをはじめ、原作の名シーンの数々や、作品の世界観の再現展示、選りすぐりのアニメ名シーン映像も登場し、『メダリスト』のおもしろさ、そして同時にフィギュアスケートのおもしろさも感じられる展覧会となる。描き下ろしイラストを使用した本展オリジナルグッズも多数販売予定。

 きょう13日~9月2日に東京・松屋銀座8階イベントスクエア、10月に大阪・大丸ミュージアム梅田、12月に石川・香林坊大和にて開催される。
ORICON NEWS

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