赤楚衛二、ダークサイド演技で“人間にない動き”披露「呪われてたんだと思います」

2025/08/08 13:23 

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監督から絶賛された赤楚衛二(C)ORICON NewS inc.

 俳優・菅野美穂、赤楚衛二が8日、都内で行われた映画『近畿地方のある場所について』初日舞台あいさつに登壇した。劇中で“呪われる演技”をしてダークサイドに入り込んだ赤楚は撮影時を振り返った。

【写真】全身ブラックで登場した菅野美穂&赤楚衛二

 「舞台となった「資料室が地下で撮影もずっと地下」という陰鬱な空間で、体が重くなり、これは言っていいんですよね?最後呪われてしまうところで…。呪われたことがないからどう演じようか。それが悩みポイントでした」と苦労も。そんななか白石晃士監督が見本をみせてくれたといい「バチッとイメージがわきました」と乗り越えた。

 司会者から“人間にできない動き”だったと触れられると「あれどうやってやったんですかね。呪われてたんだと思います。あとは音とカメラワークと証明さんでより怖くなってる」と手応えをみせた。

 次の日に現場に行った菅野は「『今までにない赤楚さんの表情が撮れました』と。私もプレビューを見せていただいて、こういう赤楚さんはみたことがない。それだけでも価値があると思いますし、穏やかなお二人ですが信頼関係で新しいものを探っていかれている」と赤楚と白石監督を賞賛。白石監督は「ご自分のイメージを考えずにここまでやっていけるんだ、とうれしい限りでした」と感心した。

 菅野も劇中では“荒ぶる”シーンを披露しており、「躊躇はカメラに映るので振り切る!フルスイングで。“大谷翔平!”みたいな感じで(笑)」と強調。「でもこういった演技でないと瞬発力は養われない。そういう意味では私としてもすごく勉強になりました」とうなずき、赤楚は「息遣いが荒くなるので頭がぼーっとする。ぜひみなさんもやってみてください」とおすすめして笑いを誘っていた。

 同作はWeb小説サイト・カクヨムで反響を呼び、単行本化された背筋氏による小説が原作。菅野と赤楚をW主演に迎え、『ノロイ』『貞子VS伽椰子』『サユリ』を手掛けた白石氏が監督を務める。

 物語の発端は、あるオカルト雑誌編集者の失踪。彼が消息を絶つ直前まで調査していたのは、幼女失踪や中学生の集団ヒステリー、都市伝説、心霊スポットでの配信騒動など数々の未解決事件だった。彼の行方を追う同僚・小沢(赤楚)とオカルトライター・千紘(菅野)は、次第にそれらが“近畿地方のある場所”につながっていたという恐るべき事実にたどり着く。
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