来春朝ドラ『風、薫る』ロゴ デザイン担当が込めた思い

2025/08/08 16:11 

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連続テレビ小説『風、薫る』のロゴデザインを担当した清水彩香

 俳優の見上愛、上坂樹里がW主演を務める、2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』の番組ロゴが公開された。ロゴのデザインを担当した清水彩香がコメントを寄せた。

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 物語は、大関和さんと鈴木雅さんという2人のトレンドナースをモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う2人の主人公のバディドラマ。同じ看護婦養成所を卒業した2人が患者や医師たちと向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になっていく姿を描く。明治という激動の社会を舞台に、ちょっと型破りな2人のナースの冒険物語となり、それぞれ生きづらさを抱えた2人の女性が、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込み、傷ついた人々を守ために奔走し、時に強き者と戦っていくストーリー。

 清水は、1988年生まれ。2012年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。2017年独立。グラフィックデザイナーのための環境配慮研究所「Lab.forE.G.」始動。社会への責任を持てる、意義あるものだけを作りたいと願い、「自然と健やかさ」「東洋の伝統文化」「社会課題」「芸術と文化」にまつわるデザインにのみ携わる。関わる人々と対等に話し合いながら、可能な限り環境に負荷を与えない方法を探り続けている。

■コメント
激動の風に吹かれて奔走しながらも、りんと直美が手を取り合い、困難を切り拓いていく姿を想像する中で、優しく有機的なイメージと、戦いながら意思を刻みつけていく凛としたイメージがリンクしていきました。彫刻刀で彫られた木版印刷時代の書体をもとに、りんと直美の精神を形にしています。検証したデザインの決定に至っては、制作陣のみなさまから、トップダウンではない方法で決定したいと希望があり、さまざまな方の意見を聞きながら平等に議論していきました。みんなで考えていくことは時間も労力もかかりますが、二人への敬意をこめたプロセスを踏むことができたと感じられる、すばらしい機会でした。
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