K-POP現役女性ユニット最多のtripleS、完全体で臨んだ来日公演 サプライズには会場…

『tripleS A Live 25 in Tokyo』 撮影:大庭元、佐藤薫

【ライブ写真多数】24人の完全体!圧巻のパフォーマンスを見せたtripleS
tripleSは、K-POPの現役女性ユニットでは最多を誇る24人組。完全体による今回の来日公演は、昨年9月に行われた日本初のショーケース以来10ヶ月ぶりとなる。入念に準備したライブセットとメンバーたちの一挙手一投足はアイドルの枠を超えた魅力を放ち、会場を埋め尽くしたWAV(ウェーブ/ファンの呼称)の期待に応えた。今回は初日となる19日の模様をレポートする。
ドラマチックなサウンドと映像に導かれるように現れたtripleS。24人がフォーメーションを組むと、ファンたちの歓声がわき上がった。オープニングを飾ったのは「Rising」。夢に向かって走る少女たちを軽やかなリズムとともに表現したこのナンバーから、間髪を入れずにグルーヴィな「24」でさらに盛り上げると、最初のトークタイムがスタート。「本当に会いたかったです」(ソヨン)、「今日はいっぱい声を出してください!」(マユ)と、メンバーたちが明るくあいさつすると、会場はなごやかなムードに包まれた。
tripleSは数多くのグループ内ユニットがあることでも知られる。続くステージでは各ユニットのオリジナルソングを披露。tripleS ∞!「Untitled」、EVOLution「Invincible」、LOVElution「Girls’ Capitalism」などが、いつもとは違った装いで届けられた。
夢をテーマにしたインタビュー映像の上映でクールダウンしたのもつかの間、今度は24人全員が1階の客席に登場。WAVの歓喜の声が飛び交う中、サインボールを投げながら舞台に上がったメンバーたちは「Colorful」を熱唱する。その余韻が消えないまま、今度は隠れた名曲「Love2Love」や日本プレデビュー曲「###」で盛り上げていく。〈退屈している暇はないよ〉〈楽しんでみて〉と呼びかける前者、〈私を見つけてくれた君と歩んでいきたい〉とポジティブなフレーズが並ぶ後者。気合の入った両曲で場内の熱気は最高潮に達した。
2回目のトークタイムでは観客に「声出しバトル」を提案。メンバーもファンも左右に分かれて、どちらの歓声が大きいかを争うことに。負けた左側のチームは「###」のエンディングポーズをすることになったものの、和気あいあいとしていて敗者という感じがまったくなかった。
中盤では、先ほどと同じくグループ内ユニットの曲をメインに進行。NXTの「Just Do It」ではキレのいい動きで惹きつけたリン/ジュ・ビン/ハヨン/シオン、Acid Angel from Asia「Generation」で独自のオーラを放ったヘリン/ユヨン/ナギョン/ユビン、Glowの「Inner Dance」でキュートに迫ったチェウォン/ソルリン/ソア/ジヨン、そして+(KR)ystal Eyes「Cherry Talk」で優雅なダンスを見せたソヨン、ジウ、チェヨン、スミン。それぞれがフレッシュな魅力を発散した後は、K-POPガールズグループ・fromis_9の大ヒット曲「Supersonic」のカバーと(グループ内のダンス動画対決の模様を収めた)動画を挟み、再びグループ内ユニット・Visionary Vision の「Choom」「Hit the Floor」を立て続けに披露し、凝った構成で客席との一体感を作り上げていく。
コンサートもいよいよ終盤へ。「Non Scale」や「Detective Soseol」といったメロウなナンバーを歌い終えた24人は順番に感謝の言葉を口にした。なかでも「この瞬間をいつまでも忘れられないと思います」(ジウ)、「私の故郷である日本で、しかもこんなに大きな会場で開催できたのがうれしくて……。ごめんなさい、泣いちゃって。大好きです!」(リン)といった感動的なメッセージは、ファンひとりひとりの胸にしっかりと刻み込まれた。
青春の光と影を描いた同世代へのアンセム「Girls Never Die」と「Are You Alive」で2時間以上に及んだ本編を締めくくった彼女たち。だがその後にはサプライズが待ち構えていた。本公演のビハインドムービーの上映に続いて紹介されたのは、tripleS ∞! に関する新しい情報だ。10月1日に同ユニットの1st EP『SecretHimitsuBimil』が発売となり、11月2日には豊洲PITで来日公演の開催(詳細は後日発表)も予定されていることが発表された。このニュースが告知されるやいなや、予想外の展開だったのか、場内のあちこちからどよめきが起こった。
アンコールに応えたメンバーたちは、全員がハンドライトを振りながらにこやかにステージへ。ラストに用意されたのは2曲。燃え上がる情熱と強い意志を抱く少女たちが主人公の「Too Hot」と、欧米のインディーロックの香りが漂う「Midnight Flower」というライブ映えのするナンバーで幕を閉じたステージは、終演後もしばらく熱気が残っていた。
K-POP特有の一糸乱れぬダンスは“カルグンム”と呼ばれるが、tripleSの場合は大所帯で難易度の高い振り付けを完璧にこなしつつも、きらびやかでナチュラルに見せる点が高く評価されている。そのようなtripleSならではの魅力を存分に発揮できた『tripleS A Live 25 in Tokyo』は、グループのさらなる飛躍への大きな糧となりそうだ。
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