普通の女子大生がなぜ”渡韓整形”…? 「自分の人生は自分で選ぶ」醜形恐怖症や摂食障害を乗り…

なの|来世は美少女さん(@chume_chumee__)

【画像】渡韓整形後…さすがに垢抜け過ぎてない? 女子大生なのさんの激変ビフォーアフター
■大切に思っていた人からも裏でけなされていた過去「血の気が引くような感覚になった」
――整形を決意した理由として「容姿が原因で被った不利益が大きすぎた」と話されていました。様々な人と交わるなか、もっとも傷ついたのはどのようなことでしたか?
「容姿に対する悪口も悲しかったのですが、それ以上に傷ついたことは、私が大切に思っていた人々がその悪口を止めることなく、その人たちと一緒になって私の容姿をけなしていたこと。 1つ例を挙げると、私がある日元カレとその共通の知人のLINEの履歴を見てしまった際、共通の知人が「ブスが調子に乗るな」「(某インフルエンサー)くらい可愛い顔だったら好かれてうれしいけど、なのの顔は無理だろ」などと私の容姿をけなす発言をしていました。 しかし、元カレも知人の発言をとがめるわけでもなく、一緒になって「顔がかわいい子と付き合いたい」などと発言していました。その履歴を見た瞬間に血の気が引くような感覚になったことをよく覚えています」
――元カレさんからの言葉を受けて「どこを直したらいいのか」を考える日々。その当時の心境を今あらためて振り返ると、どう感じますか?
「すごく単純に辛い気持ちになります。元カレには「ブスだけど、なのちゃんのどこを直したらかわいくなれるのかがわからない」と言われていました。毎日鏡を見てはかわいくない原因を探し、さらに自分の容姿が嫌いに。しかし、当時は自分自身で自らの容姿の欠点を探すしかありませんでした。私の容姿の悪口を言ってきた人たちは、誰一人として容姿の改善点を教えてくれなかったからです。 ただ、元カレが存在していてもいなくても、私は生きていけますが、私という存在がなければ私は生きていけないので、もっと自分に自信を持って生きてほしかったなとは思います。他人の容姿を悪く言う人たちは、私の人生が崩れても責任を持ちませんが、私自身には自分の人生をよく生きなければならないという責任があります。それが理解できていたら、私は元カレの言葉を真に受けずに、すぐに立ち直ることができていたのかも」
■醜形恐怖症と摂食障害、「かわいくない自分」「美しくない自分」が生きている必要はないと思っていた
――アイプチについて「醜形恐怖促進剤」と話されていたのが印象的でした。どのような部分で、そう感じたかお聞かせください。
「大前提、人々のコンプレックスにアプローチできるアイプチは素晴らしい商品です。でも私はアイプチを使用しなければ、醜形恐怖症にならなかったと思います。というのも私が人生で初めて鏡を見て泣いたのは、「どうして自分は二重で生まれてこられなかったんだろう」「二重でない自分はかわいくない」とアイプチを落とした後に、いくら二重アイテムを使っても癖付かないまぶたを見たときでした。私がもし「一重まぶたでも二重まぶたでも美しい」とされる価値観で生きていたら、もしくは生まれつき二重まぶたでアイプチを使用しない人生だったら、ここまで容姿に執着しなかったかもしれません」
――摂食障害で病院に行った際、男性医師に傷つく言葉を言われたとYouTubeで語られていました。相談しても理解が得られなかった背景には、どんな問題点があると感じましたか?
「私は世間の「全ての摂食障害の患者はガリガリである」という間違った認識が、理解が得られない1番の原因であると考えています。 摂食障害は大きく分けて「拒食」と「過食」に分類されます。しかし、テレビや世間で心配される摂食障害は『拒食』にフォーカスされすぎています。一方、過食症状等で脂肪がある摂食障害患者に対しては「体型管理ができないのは自分の意思の問題」「ご飯が食べられているので過食症患者は拒食症患者よりも生命維持に関する危険性がない」という誤った認識がなされていると思います」
――なぜ拒食症ばかりが取り沙汰されるのでしょうか? どう改善されるとよいと感じますか?
「確かに栄養面を考慮するならば、拒食症の方が過食症よりも生命の危険性があると言えます。しかし、過食症は精神面の不調から命を落としてしまう方が多いと聞きました。私自身、拒食も過食も経験して、拒食のときは身体の不調が、過食の時は精神の不調がより顕著になると感じました。これは、拒食でガリガリのときは「体型管理ができている自分」に誇りが持てたり、周囲が心配してくれたりしますが、過食で太ったときは「体型管理ができていない自分」に嫌気が差したり、周囲にも体型をからかわれたりした経験からそう思うのかもしれません。 患者の不安定な精神面を考慮せず、低体重などの身体面ばかりが問題視されている点は、世間の摂食障害の理解のためにも、改善されるべきであると感じています」
■「毎日希死念慮と戦っていた」整形前、見た目を変えたことで「普通に生きられるようになった」
――整形を決断した1番の決め手になったのはどのようなことでしたか?
「1番の決め手は、自分の容姿に対する自信のなさから「死にたい」と考えるほどに自らの精神状態が乱される毎日に疲れたことでした。容姿が原因で自分の大切な人にぞんざいな扱いを受けたことで、「かわいくない自分」「美しくない自分」が生きている必要はないと思っていました。このように整形前は、ひどい精神の乱れ方をしていましたし、毎日希死念慮と戦っていました。ある日の家族旅行中に「どうして自分はこんなにかわいくないんだろう」と涙が出てきて。この生活から抜け出したいと思ったとき、私は「整形が怖い」という気持ちよりも、「整形をするんだ」という決意の方が上回りました。ただ間違いなく言えるのは、整形を決意したのは自分自身の意思であって、他人からの言葉が決め手ではないということです」
――大学2年生の家族旅行中に、埋没の予約を入れてそれが初整形。韓国での鼻整形の予約も入れたとのこと。整形をして、自分の見た目が変わったことに対してどのような気持ちになりましたか?
「正直、私は整形をしたからと言って「自分の容姿が他人より優れている」とは感じません。だからSNSでの情報発信も、自分の容姿ではなくコンプレックスやマインドにフォーカスしたものが多いです。 ただ整形前は、自分の容姿に対する不特定多数の人々の目が怖くなり、大学やアルバイトに行けない時もありましたが、整形後はなくなりました。また、整形前は毎日のように希死念慮がありましたが、「辛いこともあるけれど前向きに生きていこう」という気持ちになる日が増えました。このように私は整形で自分の見た目が変わったことで「普通に」生きられるようになりました。それが一番大きな変化です」
――整形前後を比較すると、見た目の変化によって周囲の対応やかけられる言葉が変わったなど、如実な変化を感じることはありますか?
「それが全くないです。整形前から仲良くしてくれている友人たちは、整形後も変わらずに接してくれます。整形を打ち明けていない友人も「整形した?」とも聞かずに仲良くしてくれています。 私は成人式にも参加していませんし、容姿の悪口を言ってきたかつての友人や、元カレとは整形後に会っていないので、彼らの反応がどのようなものか知ることはできません。ただ彼らのように整形前に容姿の悪口を言ってきた人々こそ、「整形してなにを目指してるの?」などの言葉をかけてきそうだなと思います。外見を変えても、人間関係の本質や自分自身との向き合い方は、自分自身で選択して築いていくしかないと感じました」
■“自分の人生は自分で選ぶ”という覚悟を表明「家族全員がそれぞれの形で私の覚悟を受け入れてくれた」
――整形をした時、ご家族の反応はいかがでしたか。
「母と祖母は私を理解して支えてくれました。渡韓整形するときも、仕事を休んで、車で送り迎えをしてくれました。整形があまり好ましくない時代で育った祖母も、家族の前では言及せず、2人きりの時に「なのが納得して楽しい人生歩んでくれたらそれでいいよ」と声を掛けてくれました。
一方で父と祖父からはあまり理解が得られませんでした。父は昔から私の容姿に対して悪口を言ってくる人なので、鼻整形をした後は「違和感がすごい」「アイドルになれるほどかわいくはないけど、そこそこかわいい」と言っていました。だから心の中で「私がこの人の娘でなかったら、遺伝的にも環境的にも整形しなかっただろうな」と思いました(笑)。父方の祖父からは冗談交じりに「整形するなら結婚相手に整形前の写真見せないとな」と言われたので「父親と似てる顔が嫌だから整形する!」と言いました。今思い返せば「親不孝・祖父母不孝者の申し訳ない発言をしたな」と思います。年子の妹と弟は、私がダウンタイムで顔が腫れてようが、なにも触れてきません。無関心です。家族それぞれ反応は異なりますが、私は“自分の人生は自分で選ぶ”という覚悟を家族に表明しましたし、最終的には家族の全員がそれぞれの形で私の覚悟を受け入れてくれたと思います」
――外見に悩む人は多いですが、醜形恐怖で悩んでいる人にどんな言葉をかけたいですか?
「難しい質問ですね。冷酷な言葉として捉えられてしまうかもしれませんが、私が直接、外見に悩む人に対して何かアプローチすることはできないです。なぜなら、人生で逆境に立たされ、悩んだところから立ちあがるために必要なことは、他人からのアドバイスではなく、よいことも悪いことも自分自身で考えて決めた選択であると考えているからです。他人に救いを求めるのではなくて、自分自身でよく考えて選択してほしいです。ただみんなと生き抜きたいという気持ちがあります。醜形恐怖は「気にしすぎ」でも努力不足でもないですから。少しでも自分が自分の味方で在れるように、ゆっくりでも前を向いて歩いていけたら。言葉にするなら「どんなに苦しくても頑張って一緒に生き抜いていこうね」ですかね…」
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