二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』地上波放送が決定 戦後80年特別放送

2025/07/11 07:00 

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二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』地上波放送が決定 (C)2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会

 TBSは11日、嵐の二宮和也が主演を務める『戦後80年特別放送 映画ラーゲリより愛を込めて』を、8月11日午後9時から地上波放送することを発表した。

【動画】二宮和也&北川景子らキャストからコメント

 2022年12月の劇場公開から約4ヶ月にわたってロングラン上映され、興行収入26億円、観客動員200万人を突破する大ヒットを記録した本作。泣ける感動作として話題となり、若者を中心に多くの支持を集めた。主演の二宮は、その高い演技力で日本アカデミー賞「優秀主演男優賞」、ブルーリボン賞「主演男優賞」を受賞するなど大きな話題となった。

 零下40度を超える厳冬のシベリアで、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、家族を想い、仲間を想い、希望を胸に懸命に生きる男が実在した。第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物、それが山本幡男(やまもと・はたお)である。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人抑留者同士の争いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの抑留者たちの心に希望の火を灯した。

 そんなラーゲリで一筋の希望の光であった山本の壮絶な半生を、その高い演技力と豊かな表現力で俳優・アーティストとして多くの人々に希望を与え続けてきた二宮が演じ、時代に翻弄されながらも愛する夫を信じて待ち続ける山本の妻・山本モジミを、さまざまな役を演じ分ける実力派俳優として男女問わずに高い人気を得ている北川景子が演じる。さらに、極限のラーゲリを生き抜く抑留者仲間として、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕と超豪華キャストが集結。メガホンをとったのは、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などで国内外問わず数々の映画賞を受賞した瀬々敬久監督。さらに、企画プロデュースを『余命1ヶ月の花嫁』の平野隆氏、脚本を『永遠の0』『糸』の林民夫氏という強靭な布陣が手がけ、極限の世界で生きる人々の姿を鮮明に描きだし「生きることへの希望」を強く訴えかける。

■あらすじ
第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます」絶望する抑留者たちに、彼は訴え続けた。身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、誰もが心を閉ざしていた。戦争で心に傷を負い傍観者を決め込む松田。旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢。クロという子犬をかわいがる純朴な青年・新谷。過酷な状況で変わり果ててしまった同郷の先輩・原。山本は分け隔てなく皆を励まし続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた抑留者たちの心を次第に溶かしていく。終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されていた。体はみるみる衰えていくが、愛する妻との再会を決してあきらめない山本。そんな彼を慕うラーゲリの仲間たちは、厳しい監視下にありながらも、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは。
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