東ちづる、“自前”ゴールド衣装でド派手に登場「夢は海外公演です!」

2025/07/10 14:14 

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一般社団法人Get in touch記者会見の様子

 俳優の東ちづるが代表を務める一般社団法人Get in touchは9日、都内で舞台公演『「まぜこぜ一座」公演 月夜のからくりハウス“楽しい日本でSHOW!?』、配信映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』の記者会見を開催。東ほか6人の出演者が登壇し、舞台と映画に込めた想いを語った。

【動画】クセ強すぎ!? 驚きのパフォーマンスを見せる「まぜこぜ一座」

 Get in touchは、2011年よりエンターテインメントを通じて“まぜこぜの社会”の啓発を続ける東が代表を務める団体。「まぜこぜ一座」は東が日本のエンターテインメントがアップデートすれば、“まぜこぜの社会”の実現を目指せるとして、17年にさまざまな特性を持ったパフォーマーで結成した一夜限りの一座。「私たちの社会は、すでに多様な特性の私たちで構成されているのに、共生社会をめざすとか、多様性を理解とか受け入れるって、おかしくない?」というメッセージを投げ続けている。

 27日に東京・渋谷区総合センター大和田さくらホールで『「まぜこぜ一座」公演 月夜のからくりハウス“楽しい日本でSHOW!?』を上演するほか、同日より『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』がU-NEXTなどで配信される。

 東、マメ山田(手品師・俳優)、三ツ矢雄二(声優・マルチクリエイター)は、自前のゴールドの衣装で会見に登場。舞台ではおなじみのボケとツッコの軽妙なトークを交えながら、「舞台を通じて、すでに私たちは多様な世界で生きていることを伝えていきたい、夢は海外公演です!」と高らかに宣言。また、海外でもダンサーとして活躍中の大前光市(義足のダンサー・身体表現者)は、「障がいという特別枠ではなく純粋なパフォーマンスのクオリティーを評価して欲しいと」と願った。

 映画は、沖縄から北海道まで40館で上映され、プロデューサー兼キャストの東は全ての上映館の舞台あいさつで想いを届けてきた。その無我夢中の全国行脚の甲斐あってU-NEXTほかで配信が実現。東は「ネット配信によって映画館に足を運べない方々にもご覧いただけるようになってとてもうれしい」と語った。また、映画の脚本を担当したエスムラルダ(ドラァグクイーン・ライター・脚本家・歌手・俳優)は、「障がいや特性のある大勢の方々が出演する映画の脚本の経験は初めてだったが、面白くなると直感して即決しました」とコメント。映画に出演した大橋弘枝(ろうの俳優・演出家・デフリンピックセレモニー演出)は、楽しく映画に参加したこと、舞台の世界ではろう者が増えていることなどに触れた。

 舞台を共催する渋谷区の長谷部区長からの応援メッセージをはじめ、「まぜこぜ一座」の過去の舞台映像や映画のトレイラーなど、まぜこぜの世界観を映像で披露。東は「Get in touchが解散することが目標です。私たちが活動しなくても良い社会を目指していますが、まだしばらくは続けるつもりです」と、活動の必要性を訴えた。


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