野沢雅子、ピッコロは「悟飯にとってはなくてはならない」 ”中の人”古川登志夫は「群を抜いて…

2025/07/09 21:06 

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古川登志夫を語った野沢雅子 (C)ORICON NewS inc.

 声優の野沢雅子が9日、東京・丸の内TOEIで行われた映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(2022年公開)上映前舞台あいさつに登壇。野沢演じる悟飯にとっての”ピッコロ”の存在について語り、声優・古川登志夫の人柄を絶賛した。

【写真】衰え知らずのかめはめ波!笑顔で繰り出す野沢雅子

 言わずと知れた"声優界のスーパーレジェンド"である野沢は、「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空、孫悟飯、孫悟天の声を担当。ファンの歓声と拍手に迎えられ登場すると、さっそく悟空、悟飯、悟天の声を瞬時に切り替えながらあいさつし、よりいっそう大きな拍手が起こった。

 本作では、野沢演じる悟飯と、古川演じるピッコロがメイン。ピッコロについては、最初はあまり好きではなかったとし、「どういう人?って思ってたんですよ」と明かした上で、「ただ、良くなりますとね、すっごく良くなっちゃって。これはもういなきゃならない。大好きです。悟飯にとったら、もうピッコロさんはなくてはならないです」と欠かせない存在になったことを明かした。

 ピッコロを演じる古川登志夫について聞かれると、なぜか家庭菜園について話しだした野沢。「実はね、私、家庭菜園、っていってもちっちゃい庭なんですけど、そこにゴーヤとか、きゅうりとかナス、トマトって植えてるんですよ。きのうもゴーヤを食べました」と、どう話がつながるかとその先に耳を傾ける会場を尻目ににっこり。続けて、「スタジオに『これ私が作ったの。食べない?』って持っていったら、『いや、買えますから』って」とあしらわれてしまったと告白。そして「なんなのよ」と落ち込む野沢に声をかけたのが古川だったと明かした。

 野沢は「古川くんが『僕もらっていいですか。僕作ります』って。あの方はすごい器用なんです。ちゃんと作って、お料理にしたのを写真に撮って見せてくださいました。最高でした」と声を弾ませた。司会から「古川さんから『マコさんがお野菜とか持ってきてくださるんですよ』て聞いたことがあって」と聞くと、「うれしいんですよ」とし、「最初に出てきたときのピッコロさんってすごい格好してたじゃないですか。でも全然違うじゃないですか。悟飯くんにとったらピッコロさんはいい人です」と強調。続けて「古川さんも、ご夫婦でいい人です」と、古川だけでなく、古川の妻で声優の柿沼紫乃との2人そろって人柄を絶賛。「もちろんうちの事務所の人はみんないい人なんですよ。でもちょっと群を抜いてるのが古川さん夫婦」とおちゃめに笑いながら語った。

 東映最後の直営館であるとともに日本最後のロードサイドシアターとしても愛され続けてきた丸の内TOEIは、東映会館の再開発に伴い27日に65年の歴史に幕を下ろす。そのグランドフィナーレを飾る『さよなら 丸の内TOEI』プロジェクトの一環として、5月9日から閉館する27日までの80日間にわたり100作品以上の傑作特集上映を開催中。野沢が声優として出演した本作は、第11週となる18日~24日に上映される。

■映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
劇場公開日:2022年6月11日
監督:児玉徹郎
あらすじ:かつて、孫悟空により壊滅した悪の組織〈レッドリボン軍〉の意志を継いだ者たちが新たに最強の人造人間・ガンマ1号、2号を生み出すと、彼らは自らを「スーパーヒーロー」と名乗り、ピッコロや悟飯らを襲い始める…!迫りくるキキを前に目覚める本当の「スーパーヒーロー」とは!?


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