【フジ検証番組】日枝久氏“力の源泉”は人事権 側近が赤裸々証言「強烈な違和感ありました」

日枝久氏 (C)ORICON NewS inc.

【写真】検証番組で…日枝久氏について語った側近”遠藤龍之介氏
日枝氏は1961年にフジテレビ入社、報道、広報の仕事を経て、編成局長に就任した。入社直後、日枝氏のもとについた遠藤氏は「豪放磊落というのが、すごくぴったり。頼りになるチームリーダーというか、そういう感じでした」と回顧。
日枝氏が「楽しくなければテレビじゃない」とのキャッチコピーを打ち出し、視聴率年間三冠王を獲得した際の秘話も。「当時の編成部員が、まだ小さな日枝の自宅で、30人ぐらいで押し合いへし合いになっていたら。夜9時頃1本の電話が。銀座で祝杯をあげている鹿内春雄(当時は副社長)から。『日枝、なんでお前家に帰っているんだよ。銀座で祝杯をあげているから来いよ』って」と明かした。
続けて「日枝が『僕はもう三冠王の原動力である編成部員を呼んで、今家で祝杯をあげています。あなたがいるのは銀座ではなくて、あなたがここに来るべきです』と。一介の編成局長とグループのトップじゃないですか。そんなことを言う日枝にびっくりして。もっとびっくりしたのは、1時間半ぐらいしたら、鹿内春雄が来たんですよ。なんか、その時にすごくいいな」との思い出話も飛び出した。
1988年に、日枝氏は社長就任し、92年には鹿内体制に対するクーデターを起こす。当時の社員集会で、日枝氏は「誰であっても企業を私物化してはいけない。会社が自分の意思ひとつで、すべて動くものと錯覚し、グループ全体を自分の所有物であるかのように考えた時、企業の私物化が始まります」と語っていたという。
そんな日枝氏の「力の源泉」について、遠藤氏は「いろんな決定事項の中で、最も影響力がある人事権をもっているからですよ。日枝は、人事の天才というようなあだ名があったことがあって。若手を登用して、それがものすごく輝いているとか、そういう人事を私も何回も見てきました」とコメント。
さらに「経営者の条件として「前面(正面)の理」ロジックがないといけない。「側面の情」サイドには情がないといけない。「背面の恐怖」この人に逆らったら大変なことになってしまうんじゃないかなという恐怖。そのすべてを持っている方だったと思います」とした。
その上で「年を取ってくると、役員や局長候補との年の差が開いていくじゃないですか。本当にその人たちのことをわかっているのかなって。この事案の発端になっている、人事、ガバナンス、ハラスメント、そういうことを経験している人が上がって(昇進して)しまうみたいなこともあったので、強烈な違和感はありましたね」と率直な思いも口にしていた。
【出演者】
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
木村拓也(フジテレビアナウンサー)
清水賢治(株式会社フジテレビジョン代表取締役社長)
【ゲスト】
石戸諭(ノンフィクションライター)
矢守亜夕美(オウルズコンサルティンググループ執行役員)
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