岩井俊二、高畑勲さんと“遠縁の親せき” 大学時代の貴重な経験も「ずっと背中を追いかけて…」

高畑勲さんと“遠縁の親せき”と明かした岩井俊二監督(C)ORICON NewS inc.

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岩井氏は「血はつながっていないんですけど、遠縁の親せきです。大学時代、親せきのツテを頼ってお会いしたことがありまして。親類縁者の中で映像の仕事をしているのが高畑さんしかいらっしゃらなかったので、軽い気持ちで行ったのですが、めちゃくちゃ怖い方でした」と笑顔を浮かべながら回顧。
続けて「当時(高畑さんは)ドキュメンタリー映画を製作されていて。作業をされている方もいらっしゃる中でお話したのですが、高畑さんから『君は映像に進みたいのか。自分が作りたいものを、作りたいように今まで通り作っていきたいんじゃないのかね』と聞かれて。それで答えたら『そんなことね、僕が聞きたいよ』って言われて(笑)。そこから、いかに好きなものを作るのがこの世界で大変なのか、2時間ぐらい聞きまして。映画作りの大変さ、厳しさ、一気に点滴を打たれるように(話を聞いた)。唯一、映像の先輩が語ってくれたものだったので、言われた言葉を大事にして、ここまできました」とかみしめるように語った。
さらに「ずっとその背中を追いかけて、高畑さんのイズムを信じていれば間違うことはないんだろうっていう気持ちでやってきました。どこまでも追求していく姿勢とか学びが多かったのですが、まだまだ学びが足りていないなと。これからゆっくりかみしめながら、どういうモノづくりされてきたのかを、何度も探求できればと思っています。高畑さんは、僕の子ども時代からずっといてくれていた、作品を作り続けてくれていた(存在)。成長するほど、それに合わせた作品を作ってくれていたような感じで。最初にターゲットにしたちびっこたちと一緒に成長していった感覚があります」と話していた。
高畑勲の生誕90年という節目であり、高畑がその人生に大きな影響を受けた太平洋戦争から80年が経過する2025年。この背景を踏まえ、「火垂るの墓」に着目した多くの資料を展示、作品紹介エリアでは、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『アルプスの少女ハイジ』のセル画・背景画が本展初公開となる。
そして、かつて『火垂るの墓』に原画スタッフとして参加した庵野秀明が描いた重巡洋艦摩耶のレイアウトが発見され、それを基にして描かれたハーモニーセルとともに本展覧会で初公開されることも話題となっている。
セレモニーにはそのほか、高畑さんの妻・高畑かよ子氏、長男の高畑耕介氏、爆笑問題の太田光も出席。同展は、27日から9月15日まで麻布台ヒルズギャラリーで行われる。
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