超若手芸人NO.1決定戦「UNDER5 AWARD 2025」の決勝戦が22日、東京・新宿のルミネtheよしもとで開催された。アマチュア参加のお笑いコンビ・あなたとネが、優勝に輝いた。

【写真】「UNDER5 AWARD 2025」初のアマチュア王者・あなたとネ

　同大会は、スターを発掘すべく一昨年から開催されている、芸歴5年目以下の超若手芸人を対象とした新しいお笑い賞レース。今年は総勢2420組のエントリーの中から勝ち上がった9組が決勝戦に進出し、優勝を争った。

　あなたとネは、いしはらと本郷からなる2人組。ブロック戦、決勝戦ともに独創的な世界観のネタで笑いを誘い、シカノシンプと1票差で見事にアマチュア初の優勝を勝ち取った。

　審査員からも賛辞が相次ぎ、佐久間一行が「あの着眼点というか、この狭いところをよくネタにしたなと。展開も面白かったので。珍しい笑いの取り方」と評すると、NON STYLEの石田明も「両方とも面白かったですね。細かいリアクションとか演技の仕方に、派手なボケがなくても、ずっと面白くいられる。つながっている感じがする」と絶賛。

　ナイツ・塙宣之は「文字にすると、殺しのルールを言っているだけのネタなのに、2人がすると笑いが起きるとすごいこと。あれ、韓国俳優がやったら、芝居になると思うんです。それが笑いになるっていうのが、すごい」と2人のキャラクターに注目。かもめんたる・岩崎う大も「2人が一番無理していない印象があって、それはアマチュアという出自が許しているのかなって。5年目とかだと、プロになる意識が強いと思うので、そこのカウンター気味に2人が存在していた。UNDER5であるべき優勝だった」と大会の意義を感じさせる優勝劇だったと締めくくった。

　現在アマチュアであることにちなみ、今後の所属事務所について話題が及ぶと、本郷が「まだ全然…吉本さんに行くのか、他事務所に行くのか、まだ迷っている。吉本に行ったら、身勝手な行動が怒られるんじゃないかな」とコメント。憧れの芸人として「ジャッキーちゃん」の名前を挙げていた。

＜決勝進出者＞
あなたとネ、兄弟、シカノシンプ、釈迦虎、生姜猫、例えば炎、伝書鳩、ぺ、無尽蔵

＜審査員＞
笑い飯・哲夫、佐久間一行、NON STYLE・石田明、ナイツ・塙宣之、かもめんたる・岩崎う大、マヂカルラブリー・野田クリスタル、チョコレートプラネット・長田庄平

＜MC＞
ニューヨーク

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